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新型コロナウイルス対応に関する知事談話

皆さんおはようございます。

新年度も5日経ちました。新しい立場、職場、体制、感触や雰囲気はいかがでしょうか。

各地域の保健所、健康医療福祉部、知事公室、防災危機管理局など新型コロナウイルス対策に従事してくれている職員の皆さん、また、税や相談窓口業務に従事していただいている皆さんをはじめ、今回の対策で過重な負担のかかっている皆さんに心から言葉を贈りたいと思います。本当に日々お疲れ様でございます。

先週金曜日に県内で6名の陽性患者が発生しました。そして、土曜日、日曜日と連日、陽性患者が発生し、合計18名もの方々が感染されているという状況です。県内ではじめてクラスターが発生しました。県内在住者ではありませんけれども、県内商業施設の従業員の方が感染されるなど、県民の皆様の不安もより一層高まってきています。また一段局面が変わったといえるでしょう。

「こういう時こそ、県の出番」と繰り返し申し上げていますが、ウイルスは、まだまだ勢いが衰えず、猛威をふるっています。そこで今回は、私たちが県民の皆さんのために、県民の皆さんとともに役割を果たしていくため、新型コロナウイルスを相手にしていくため、以下3つのことを申し上げます。

 

まず、1つ目。

私たち自身の感染予防対策のために、行動と環境を改善しましょう。

まず行動についてですが、報道で繰り返し言われておりますように、3密を避ける。「密閉、密集、密接」を徹底的に避けましょう。手洗いが有効だと言われます。「1に手洗い、2に手洗い、3・4も手洗い、5に手洗い」を励行してください。

マスクは、他人にうつさないために有効だと言われています。マスクが本当に必要な人に行き届く配慮も忘れず、手作りのものも含めて積極的に活用していきましょう。

また、職場の環境を改善してください。そのためには、換気と風通しです。皆さん、職場の窓と廊下側のドアを開けてください。先週、各職場をまわらせていただきましたが、多くの方が密閉された空間の中で、所狭しと仕事をされていました。職場内の換気と風通しにより一層の配慮お願いします。

 

また、職場内での感染や通勤途上での感染を避けるため、時差出勤を積極的に導入していただきたい。出勤時間、退勤時間を最大1時間30分ずらすことができます。できれば職場内の半分の方にこの時差出勤制度を活用してもらえるようしっかりと配慮していただきたいと思います。また、テレワーク、在宅勤務をこういう時期だからこそ積極的に進めていきたいと思います。大いに活用してください。

 

次に、2つ目。

職員自身の体調、周りの人の体調、具合の悪い人、心配事のある人は遠慮なく伝えて欲しい。また、それぞれの上司、所属長は、そのことに最大限の配慮をしていただきたい。「熱があるけど我慢して出勤」などは絶対しないようにしてください。家族や周りに体調不良の人がいる場合は、遠慮なく相談してください。

新型インフルエンザ対策のBCP(事業継続計画)では、最大で職場の40%の職員が欠勤した場合の仕事のあり方について、体制を整えるよう求めています。この機に、そういった場合を想定した仕事のあり方を追求してください。

 

最後に、3つ目。

この4月から6月は、コロナ対策体制を増強します。県の持つ「人、時間、予算、力」をコロナ対策体制に集中投入いたします。

そのため、全部局において、不急の業務の見直し検討をしてください。不要な業務があると言いません。しかしこの機に、急がなくてもいい業務など仕事の優先順位をつけてください。行事や会議、計画の策定や改定など先送りできるものがあるのではないかということについて早急に検討を行い、結果、生み出された人員体制をもって、コロナ対策体制を強化していきたいと思います。

 

以上、私たちの感染予防とそのための行動と環境の改善、自身に不安がある場合の遠慮ない相談、4月から6月コロナ対策体制の増強の3点を申し上げました。

異例ですが、先週末の新型コロナウイルス対策本部本部員会議を受けて、私から直接職員の皆さんに指示・メッセージを送らせていただきます。所属長、特に、それぞれの部局の課長の皆さん、よろしくご対応ください。

 

お互いコロナウイルスに負けず、頑張りましょう。