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つねに、どこでも、次世代育成!

職員の皆さん、こんにちは。

早いもので今年も12月。年の瀬の頃となりました。

今日から琵琶湖では、アユの稚魚「氷魚」の漁も始まりました。速報では、初日の漁獲量は平年並みかと伺っています。大切な固有資源の状況を注視したいと存じます。

 

令和で最初の年越しとなります。元号も変わった今年を振り返り、来年を展望するひと月となります。

職員の皆さん、元気にお仕事されていますか。ご来庁の皆さん、ようこそ滋賀県庁にお越しくださいました。

今年に入り、月初めの知事談話を、時短勤務されている職員の皆さんにも肉声で届けることができるよう、月によってはこうして昼に放送することとしました。職員の一言から始まったことです。職場にはまだまだ改善すべきことがたくさんあると思います。私自身、また滋賀県庁としてこれからも職員との対話を大切にしていきたいと思います。

労働組合・職員団体の皆さんもこの談話を聞いていただき、交渉や広報の材料にしてくださっています。心強いことです。これからも職場の課題を議論集約し、届けてください。お互いの立場や時に主張や見解が違えども、同じ職場で働く者同士、根底の信頼関係を大切にこれからも一緒に頑張りましょう。

 

さて、今月は「次世代の育成」について話します。

来年度の予算編成作業も佳境、大詰めを迎えていることでしょうが、来年度予算の柱の一つに「誰ひとり取り残さない」こと、特に「子ども」に関する施策を充実させようと掲げています。

未来の社会をつくる無限の可能性を持つ子どもを社会の中心・主役にして、子どもや若者が夢を持ち、健やかに育つことができる滋賀をつくるため、社会全体で子育てや子の育ちをもっと応援し、子どもの笑顔や幸せが溢れるよう、現在、次期「淡海子ども若者プラン」を策定中です。

また、全国知事会の新しい体制において滋賀県は「次世代育成支援対策プロジェクトチーム」のリーダーになりました。激動し、かつ期待・注目される次世代の育成対策を地方の現場の声を集めて改革することができる中核的な役割を担うことになりました。

具体・子細の話はここではいたしませんが、姿勢や方針を、要望や提案を、施策や予算を、子どもや若者とできるだけ一緒につくりたいと思います。私たちがつくるプランや予算が真に子どもたちや若者のものなのか。提案や要望が子どもや若者のためになるものなのか。よく自問自戒しながら議論検討をしていきましょう。その意味で、今月25日に予定されている子ども県議会本会議も楽しみにしています。

自分の子どもや孫にも県の施策について語ってみてください。医療も文化財も、広報も、教育も、琵琶湖も、食べることや農業も。ちなみにスポーツはどうですか、金山さん(スポーツ担当理事)。交通安全はどうですか、川浦さん(土木交通部長)。防災も大事ですね、嶋寺さん(防災危機管理監)。

すべて子どもの視点や目線で捉え直してみてください。日々の、巷や茶の間の何気ない会話の中に、施策のアイデアや改善のヒントがあるかもしれません。私自身、自分の発する言葉が自分の子どもにどう理解されるか、街で会う子どもに果たして通じるのかを常に試しています。「おじさんの言葉に興味はない」と言われるとき、そんな仕草さをされるとき、どうすれば聞いてもらえるのか、どうすれば一緒に考える土台がつくれるのかを考えます。

 

「悩んでいるんです」と持ちかけられたときには、「悩むことに悩むな」と自分に言い聞かせながら言い、「何がしたいのか、どうなりたいのか」を問い、悩みを具体化させ、共有するよう心掛けています。

若者から「組織や支援をつくって欲しい」と要望されるときには、「なければ自分で作ってみたら」とまず投げ返します。

 

開会中の県議会では、まとめて届けられる県民のお声から県政にとって大切な「風」や「土」、県政をつくる「種」、県政を伸ばし広げていくために必要な「光」や「水」を見出すことに注力したいと思います。

異論を歓迎し、批判を恐れず、議論を積み重ねていきましょう。

 

寒く、気ぜわしいひと月となります。健康管理はもちろんのこと、交通安全にも十分気を付けながら過ごし、働いて参りましょう。

今月もともに、がんばりましょう!