滋賀県における、令和5年度の主な野生獣(イノシシ、ニホンザル、ニホンジカ)による農作物被害は、被害面積約64ha、被害金額約4,400万円となっています。
侵入防止柵の設置が進んだことや、まとまりをもって被害防止対策を実践する集落が増えてきていることなどにより、被害金額は平成22年度をピークに減少していますが、その一方で、依然として被害を受ける地域が存在しており、今後も対策の継続・強化が必要です。
被害防止対策に取り組むには、まず野生獣の生態を知ることが大事です。
野生獣による農作物被害の原因や、被害状況は地域によって様々です。
そこで、野生獣による被害を効果的に軽減させるためには、まず被害が発生している集落で、なぜ獣が出没しているのかを点検(集落環境点検)し、その結果に基づく対策を、集落ぐるみで実施していくことが重要です。
滋賀県獣害対策アドバイザーとは、
地域の実情に応じて、獣害対策の助言や支援を行っていただくための人材として、県が認定した方々です。
獣害にお困りの集落に対し、対策のアドバイスや現地での指導等を行っていただいています。
相談したい場合は最寄りの県農業農村振興事務所農産普及課(獣害対策担当)へお問い合わせください。
鳥獣被害防止総合対策交付金事業実施要領別記1の第6の1(5)に基づき、事業評価を公表しています。