消費者教育とは、消費者の自立を支援するために行われる消費生活に関する教育です。
言い換えると、私たち消費者が、多くのモノやサービス、情報の中から適切に選択・判断できる力を身に付け、普段の暮らしの中で活かす力を育むための学びです。
県では、誰もがどこに住んでいても、生涯を通じて、幅広い分野から学び続けることができるよう、必要な知識を学ぶ機会を提供し、情報収集のための支援を行います。消費者教育を通して、ひとりひとりの消費者が自分だけでなく、周りの人々や将来の世代の状況、内外の社会経済情勢や地球環境にまで思いをはせて生活し、社会の発展と改善に積極的に参加する「消費者市民社会」の構築を目指していきます。
滋賀県で作成した消費者教育教材をご紹介します。
ダウンロードできる教材については、滋賀県の内外を問わず、学校やご家庭、消費生活講座等で自由にお使いください。非営利目的かつ改変を伴わない場合は、本県への申請や許可は一切不要です。
(ただし、営利目的での活用は固く禁じます。) ★の教材は、消費学習グループや子育てグループ等への貸出しも行っています。(消費生活係TEL077-528-3412 までお問い合わせください。)
対象 | 教材 | 内容 |
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幼児期 | 紙芝居「はるのたからもの」★ | 幼児期に身に付けてほしい「身の回りのものを大事にする」ということを主テーマとしています。 そのほか、「約束やきまりを守ろう」「欲しいものと必要なものの違いに気付き、我慢することもおぼえよう」「困ったことがあったら身近な人に伝えよう」ということもストーリーの中に取り入れています。【平成28年度作成】(公財)消費者教育支援センター「消費者教材資料表彰2017」優秀賞受賞教材 |
小学生(低~中学年) | すごろく「滋賀県消費生活ゲーム」★ | 「次の夏休みに、山か海に遊びに行く」という設定のもと、山または海に持っていきたいと思うものを、買い物で揃えていくすごろくゲームです。目的に合った物の選択や、予算内で買い物することなどについて楽しみながら学ぶことができます。【平成28年度作成】(公財)消費者教育支援センター「消費者教材資料表彰2017」優秀賞受賞教材 |
小学生(中~高学年) | 「地域の方を招待するお楽しみ会の計画をたてよう」 | 「いつもお世話になっている地域ボランティアさんを招待して、お楽しみ会を開く。」という設定のもと、決まった予算で飲み物とおやつを準備します。招待する人に喜んでもらえるよう工夫することによって、決まった予算の中で、目的に合った物の選び方や買い方を考えることができます。【平成28年度作成】 |
小学生(高学年) | 「マナビィといっしょにおつかいすごろく~滋賀バージョン~ 」(PDF:450KB)(教材掲載準備中) | 遠足のお弁当の材料とおかしの買物計画をたて、決められた予算でやりくりして買物をするすごろくゲーム。物や金銭の使い方への関心を高め、環境に配慮することの大切さに気付くとともに、身近な消費生活や環境をより良くしようと工夫する能力と実践的な態度を育てることをねらいとしています。【平成27年度作成】 |
小学生(高学年) | ゆめ・ふれ愛成長確認シート表裏紙(JPG:1,581KB)中面(JPG:3,526KB) | 県内のすべての小学5年生、6年生が家庭の授業で使用している教材です。【平成27年度作成】 |
小学生(高学年)~中学生 | DVD「子どもと学ぶネット社会~守ろう!守ろう!マナーとルール」 | 子どもたちがスマートフォンやインターネットの利用に伴うトラブルに巻き込まれないよう、インターネットを使用する際の注意点を伝えるとともに、教員や保護者の方に対し、子どもたちが置かれているインターネット環境の危険性を伝えることを目的としています。(県内の小・中学校に配布しています。)スマートフォン等を使う時のルールについて、学校や家庭で話し合うきっかけにしてください。【平成24年度作成】(公財)消費者教育支援センター「平成26年度消費者教育教材資料表彰」優秀賞受賞教材 |
中学生 | 「かしこい消費生活のススメ」 | 甘い誘惑や便利さに惑わされない判断力と主体的な行動力を身につけることを目的とした教材。契約の考え方やお金との付き合い方、消費者トラブルについて考えるシート(3種類)と、中学生が遭いやすいネットのトラブル(7種類)、計10シートがあり、単独での使用も可能です。各シートには生徒自身で考えるための書き込み欄やチェック欄を設けています。【平成25年度作成】 |
中学生 | 「Let’s Choice! Let’s Study!」(PDF:622KB)(教材掲載準備中) | 「修学旅行に持っていくパーカーを買う」という前提で、5種類のスライドを使い、それぞれの問いに対して自分はどれを選択するか、生徒に考えさせるもの。消費者としての自覚を高めるとともに、持続可能社会を展望し、環境に配慮した生活を主体的に営む能力と態度を育てることをねらいとしています。 【平成27年度作成】 |
高校生 | リーフレット「気をつけよう!日常に潜む落とし穴」 | 若者が消費者被害についての知識を身につけるとともに、消費生活における合理的な判断や将来を見通した生活設計について学ぶためのテキストとして作成しました【平成24年度作成】 |
特別支援学校 | 消費者被害防止リーフレット「これだけは知っておこう!スマホを使うあなたへ」 | 子どもたちがインターネットが入り口となるトラブルに巻き込まれないよう、スマートフォン等を使用する際の注意点とともに、ご家族や先生にご留意いただきたい事項等を記載しています。【平成25年度作成】 |
リーフレット「気をつけよう!日常に潜む落とし穴」
消費者被害防止リーフレット「これだけは知っておこう!スマホを使うあなたへ」
そのほか、消費者教育の実践事例を知りたい場合は・・・
独立行政法人 国民生活センター発行の 「Web版 国民生活」(消費者教育実践事例集)(外部サイトへリンク) 、
消費者庁 消費者教育ポータルサイト(外部サイトへリンク) をご覧ください。
消費者生活協同組合の健全な発展を図るために指導を行っています。