令和3年6月に厚生労働省が公表した「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ」において、薬剤師の従事先には業態の偏在や地域偏在があり、偏在を解消するための薬剤師確保の取組が必要であり、特に病院薬剤師の確保は喫緊の課題であることが指摘されています。
令和5年度厚生労働省事業「薬剤師確保のための調査・検討事業」を受託し、県内における薬剤師の需給調査および偏在対策の検討を実施しました。
県内すべての病院および薬局を対象とした就労等実態調査、県内薬学部および近隣薬科大学学生へのアンケート調査を実施し、薬剤師の偏在状況等の分析を行ったところ、薬局と比較して病院薬剤師の不足が顕著であり、大津、湖南を除く各医療圏において業務量ベースで病院の薬剤師が充足していないことが確認されています。
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