おかげさまで減少傾向となっております。病床使用率も50%を下回る状況になってきましたけれども、減少傾向がまだまだ緩やかだということ、また、株の置き換わりによってどういう影響が出るのか、再び増えるのかが懸念されますし、年度末から年度初に向けた様々な人の動きでどうなるのか、その影響を注視する必要があるということでございます。
ただ、おかげさまで、病床使用率が継続的に50%を下回ってきたということを受けまして、医療の非常事態につきましては脱することができたということでございます。
ただ、このオミクロン株の特徴を踏まえた対応といたしまして、現在の病床数は維持いたします。また、入院勧告や様々な措置については、現在、臨時的な取扱いをさせていただいておりますが、これは継続いたします。また、次の波に備えた体制の検討を進めていこうということを本日確認したところでございます。また、積極的疫学調査につきましては、重点化・集中化することといたします。
県民の皆様方には当面の間、「感染再拡大警戒期間」として、注意しながら、対策を講じながら、動いていただく、過ごしていただくということをお願いいたします。
ただ、移動や外出、会食についての制限は以前よりも緩めたいと思いますので、少し肩の力を抜いて、この間、人と会う、楽しむということも行っていただければと思います。
「今こそ滋賀を旅しよう!」の再開・再起動の時期は見極めます。再開に向けた準備も行います。ただ、例えば、高齢者施設で働く方々、医療従事者の方々など、やっぱりちょっとやめとこう、やめてくれというような、こういう方々もいらっしゃる状況を踏まえて、行きたくても行けない人への配慮についても行った上で、再開・再起動を行っていこうということを指示したところでございます。
ワクチン3回目につきましては、3/27までに53万回、また65歳以上は8割を超えているということでございますので、おかげさまでこの3月中に高齢者接種についてはおおむね完了する見通しでございます。県の2ヶ所目の大規模接種会場も開設いたしました。ぜひ、春からの新生活に向けて、積極的な接種の検討をお願いしたいと思います。また、4回目接種等、次の波に効果のあるワクチンの接種、これを円滑にかつ迅速に進められるよう準備を進めてまいりたいと思います。
令和4年3月28日
滋賀県知事
三日月大造
これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。