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滋賀県コロナ対策重点措置の実施(テキスト版)

今日も1019人の新規陽性者の発生ということでございます。連日1000人前後の方々が新規陽性者になられていて、全国でも拡大傾向が依然続いている。医療の提供体制は厳しい状況にございます。待機されている方を含めて、7000人を超える自宅療養の方々がいらっしゃいますが、現在、数百人の保健所体制増強を行いまして、業務も重点化させ自宅で療養されている方の健康観察に万全を期しております。どうぞご協力をよろしくお願い致します。

直近の状況を基にした最新のシミュレーションでは、医療の状況はぎりぎり維持できるのではないかと思っております。若干上下はいたしますが、県の科学者チームの分析によりますと、しっかりと対策を講じ続けることを前提に、なんとか減少傾向も作り出せていけるのではないかということもございます。こういう状況を見まして、レベル2にとどまる判断をさせていただきますし、本日、まん延防止等重点措置の要請はいたしません。

ただ、クラスターが多発していること、高齢者の感染が増えているこういう状況がございますので、感染者を減らすための重点措置として、3点確認をさせていただきました。

1点目は、基本的な感染対策に加え、学校、保育所等、高齢者福祉施設等、事業所における感染対策を今一度、記載のとおりお願いをいたします。これらは現場で感染が実際に起こっていることをもとに、対策をお願いするものでございます。

2点目は、飲食店をはじめ、幅広い業種に影響が出ておりますので、また、それが続くことが予想されますので、国の支援策に加えて、県独自の支援策として3点。一つは事業継続支援、また二つ目は感染を回避される方の宿泊支援、3点目といたしまして資金繰り支援、これを行うことといたします。現在、制度設計の最終調整中でございまして、議会に必要な予算を諮り、できるだけ早くお届けできるようにいたします。

3点目は、ワクチン接種のさらなる加速を行います。市町の行う接種の加速化支援を行うとともに、県といたしましても、広域接種センター開設を約40日前倒しして行うと同時に、優先枠の設定などを行いながら、来週から接種予約の受付を開始する予定でございますので、ぜひ皆様方の積極的な接種のご検討をお願いしたいと存じます。交互接種につきましても、1回目と2回目そして3回目とワクチンの種類が違っても安全性に問題なし、効果がありということが示されておりますので、ぜひ皆様方の積極的な接種のご検討をよろしくお願いいたします。

いずれにいたしましても、非常に重要な山、いよいよピークに差し掛かりつつあるのではないかという状況もございますので、皆様と力を合わせて、この波を乗り越えていきたいと思います。

令和4年2月7日

滋賀県知事
三日月大造

これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。

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