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近隣府県のまん延防止等重点措置の要請を受けて(テキスト版)

今、本部員会議でまとめさせていただいた通りですが、依然、感染拡大が続いています。大変厳しい状況、これまでに経験したことのない感染拡大の波の中にいる状況です。また、まん延防止等重点措置が適用される府県が増えてきましたので、エリア的には滋賀県は適用される府県に挟まれる、という状況がございます。
今日時点においては、レベル2を維持できるぎりぎりの状況を確認させていただきました。ただ、感染拡大のシミュレーションを専門家チームに行っていただきましたが、これから約10日間で最大1100人の新規陽性者が出ることも想定されるということで、さらに経験したことのない状況下に進んでいくということでございます。
ただ、入院基準等を見直しさせていただき、命を守るための症状重視のしっかりとした治療・療養・検査体制を決めていますので、それらをしっかりと運用することによって、皆さんの命を守る取組を徹底していきたいと思っています。
先ほども申し上げましたが、みんなの協力で、一部の事業者に負担が強いられることなく、必要以上に社会活動を止めることなく、この難局を乗り越えていきたい。ぜひ、皆様方のご協力をお願いしたいと思います。その意味で、基本的な対策の徹底、いつも一緒にいる人と、また人と会うとき・集まるときは、短時間で少人数でということをお願いさせていただきました。特に、飲食・会食の場面においては、認証店舗でマスク会食を行っていただき、1卓4人以下で、2時間以内というものを目安にやっていただきたいということもお示ししました。
今こそしがを旅しよう、県民の皆さんの県内向けの観光として、ご利用もいただいておりましたが、一時販売停止をさせていただくことをいたしました。ワクチン検査パッケージの取り扱いが変わってきたということもありますし、何より多くの皆様方に対策の徹底、外出の控え等をお願いする中で、また医療従事者をはじめ、いろんな事業者社員、職員の皆さんもできるだけ感染しないようにと気をつけている中で、皆が平等、公平に利用できる環境にないと判断し、今般、停止させていただくこととしました。できるだけ早く再開できるように、努力を皆さんと一緒にしていきたいと思っています。
最大病床を確保できるように調整中です。安心ケアステーションも、本日開設をいたします。自宅療養者のケアとフォローの体制も、食料配送を含めて、何とか整えることができて参りました。
子どもの感染が増えているということから、特に検査について、休む、学級を閉鎖する、その判断のためにも検査が迅速に行われなければなりません。県で作ったイベントベースサーベイランス、これをしっかりと学校現場で動かしていく、そのお問い合わせ等につきましても、しっかりと対応できる体制を保健所と教育委員会で整えてまいります。
高齢者の感染割合、中等症の割合が増えてきたという状況下を受けまして、特に、職員の皆さんを含め、一斉検査、重点検査・集中検査を1月中に行うことといたします。また無料 PCR 等検査につきまして、昨年末から動かしておりますが、十分な数・検査箇所が確保できてないことから、多くの皆様方にご不便、ご心配をおかけしてまいりました。順次拡大し、民間事業者の方にもご協力をいただいて、できるだけ多くの検査体制を作っておりますので、ぜひご理解をいただければと思います。

 

令和4年1月21日

滋賀県知事
三日月大造

これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。

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