状況は引き続き厳しい。お陰様で減少局面にありますものの、厳しい状況がございます。病床の占有率は7割を超えており、自宅療養される方が800人を超えているということでございます。クラスター等も引き続き発生しているという状況がございます。
近隣府県の状況も踏まえ、また、学校再開後の状況を見極めたいということから、緊急事態宣言延長を要請し、決定されました。したがいまして、措置は継続してお願いすることとなります。また、協力金をはじめ、事業者支援については、しっかりと行ってまいりたいと存じます。
今日、改めて、これまでになく確認したことは、緊急事態措置に伴う感染対策を徹底するとともに、解除後の取組について、準備を行うことも合わせて確認をいたしました。
ひとつは、国の基準・考え方が示されましたので、しっかりとデータを把握し、解除要請に向けた準備を行います。
また、ワクチン接種を引き続き進めます。9月中には1回目県民の7割、2回目県民の55パーセントを超えて打てる状況、見通しが示されましたので、これをしっかりと進めてまいります。
解除後につきましては、飲食店等、認証店舗から措置の緩和を行うとともに、宿泊観光事業者の皆様には、あらためて、既にご案内していますが、感染防止対策の補助金をご活用いただきまして、大変手厚く補助が行われますのでお客様おもてなしの準備を一緒に進めていきたいと思います。
また、国からも言われております、まだ詳細はこれからでございますが、ワクチン検査パッケージを活用した緩和または、解除後の活動再開の、この仕組みづくりを事業者の皆様方と行ってまいります。
まだまだ不自由で、制約のある状況が続きますが、しかし、減少局面ですので出口が見えつつあるという状況でございます。ピークを越えて減少局面であることを、糧、励みにしながら今後の対策をしっかりと行ってまいりたいと思いますので、よろしくご協力いただきますようお願い申し上げ、私からのコメントといたします。
令和3年9月9日
滋賀県知事
三日月大造
これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。