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次の波に備えた対応方針(令和3年3月29日)

緊急事態宣言が全国で解除されたのですが、既に再拡大の波がひたひたと本県にも迫りつつあるという状況です。これまでのことを教訓にしながら、次の波に県民の皆様と一緒に備えていきたいと考えます。したがって5点、確認をさせていただきました。

一つ目は、検査と調査の強化を行います。検査体制について、高齢者施設等や感染拡大地域等で一斉検査を迅速に行う体制を作ってまいります。既に一部地域で繁華街等の従業員の一斉検査を行いました。このことを今後に繋げていきたいと考えております。また、積極的疫学調査においては、外国人県民の方々にも心配なくご対応いただけるように機器(翻訳機)や通訳の体制を強化します。

二つ目は変異株の監視体制を強化することです。それぞれのところで検査や陰陽確認が行われますが、できる限り検体を回収し、変異株について確認する体制を構築します。

三つ目は医療提供体制を再構築することです。全国の事例をみますと、短期間で今までの波の倍の患者が発生することが見てとれます。本県におきましても、これまでの最大発生時の2倍の患者が発生しても対応できる体制を構築しようということで、後方支援病院の拡充等を早期に行うこととします。

(四つ目)ワクチン接種について、市町・関係機関と協力しながら、できる限り速やかに打っていただけるように体制を強化すると同時に、必要な情報を県民の皆様にしっかり分かりやすくお届けすることに努めてまいります。

最後五つ目については、例えばお花見や歓送迎会の多い時期だと思います。会食については、「もしサポ滋賀」など感染対策が取られているのか、また少人数であるのか、少人数というのはひとテーブル4人で、感染対策を取ったうえで会食をしていただくということをご確認ください。さらに会食時は、距離を取ること、またお話をする時にはマスクをしていただくこと、十分にお気をつけいただきたい。このことでもって感染の波をできるだけ小さく、そしてできるだけ遅く伸ばすことができるように、県民の皆様の御協力を心からお願いお呼びかけ申し上げ、私からのメッセージとさせていただきます。

令和3年3月29日

滋賀県知事
三日月大造

これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。

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