年末年始を迎えます。寒くもなってきました。どうしても心臓や脳など、寒さに由来して医療等にお世話になる方も増える時期、医療現場に負荷がかかる時期です。
したがって、これまでどおり、またこれまで以上に感染も拡大しておりますので、新型コロナウイルス感染症対策についてしっかりと行っていただきますようにお願いをいたします。
1 基本的な感染対策
まずは基本的な感染対策です。手洗い、マスクの着用、人と人との距離を保つ、3密避けるなど基本的な感染対策を引き続きしっかりと行っていきましょう。
また、感染リスクが高まる5つの場面に注意しましょう。家庭内感染も増えています。咳エチケットやこまめな換気と加湿をお願いしたいと思います。
2 不要不急の外出
また、既にお願いしておりますが、不要不急の外出、特に大阪をはじめとする、感染拡大地域および京都への飲食、レジャーなどの不要不急の外出は、極力控えましょう。
3 帰省
帰省について、年末年始、里帰り等ご検討いただく方もあると思います。「帰省はしないで」とは申し上げません。
むしろ大切な機会として、自分自身をリフレッシュする、静かに過ごす時間として有効活用していただきたいと思います。
ただ、帰省によって感染を広げることがないように、今申し上げたことも含めて慎重な行動をお願いしたいと思います。
また、滋賀県以外に出かけられる方もいらっしゃると思います。それぞれ行き先の都道府県が発しているメッセージや感染状況等を確認の上、特に感染が拡大している地域に対しては慎重な行動をお願いしたいと思います。
帰省する方は、既にやっていただいていると思いますが、「2週間程前から感染リスクの高い行動を避ける」、「体調に違和感があれば帰省等を控える」といったことをぜひお願いしたいと思います。
4 忘年会・新年会
忘年会・新年会など、飲食をする機会もあるでしょう。感染リスクに十分注意をしていただきたいと思いますし、そういったことができない場合は控えようというご判断をお願いします。
何より大人数・長時間はやめてください。少人数・短時間で。
また、マスク会食など、マスクをしながら、はずしながら行うという事についても心がけていただきたいと思います。
5 年末年始の救急医療体制
12月29日から1月3日までの間は、休日急患診療所や輪番により医療現場でご対応いただくことになります。
新型コロナウイルス感染症の初期症状は、風邪などに似ているため、新型コロナと気づかずに、周りの人にうつす可能性もあります。
発熱などの症状があって受診する場合は、必ず事前に電話などで連絡相談していただくよう、すべての県民の皆様方に、またご旅行中で県内を訪れている方々に対しても、しっかりとお呼びかけ申し上げたいと思います。
診療の結果、検査が必要となった場合、県内7つの保健医療圏域ごとに病院輪番などにより、いずれかの病院で検査できる体制を確保しています。ご安心いただきたいと思います。しかし、緩めないように気をつけていただきたいと思います。
また、受診・相談センターは年末年始も毎日24時間対応できる体制を確保します。
かかりつけ医や身近な医療機関が休業している場合など、相談先・受信先に迷ったときは、この受診・相談センターにご相談をいただきたいと思います。
令和2年12月22日
滋賀県知事
三日月大造
これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。