現在の県内の感染状況から第2波に入ったと判断をしています。「コロナとのつきあい方滋賀プラン」におけるステージを「警戒ステージ」に引き上げます。さらに感染防止対策を一緒に徹底していきましょう。
まず法律第24条第9項に基づき次の協力要請を行います。
県民の皆様方にお願いをいたします。
手洗いの励行、マスクの着用、三つの密の回避をはじめとした感染防止対策を徹底してください。栄養、休養、適度な運動など、免疫力を保ち高める生活習慣の実践、都市部を中心とした感染者が多数確認されている地域へ外出する際には、いわゆる「夜の街」、感染対策が十分に取られていない施設の利用などについて慎重に検討をしてください。
事業者の皆様方に呼びかけます。
業種別の感染拡大予防ガイドラインがありますが、これに基づく対策を徹底するとともに「感染予防対策実施宣言書」、この掲示をお願いいたします。それぞれ利用される県民の皆様方は、このコロナ対策実施店舗、この対策を実施されていることを宣言されていることをご確認の上、ご利用していただきますようによろしくお願いをいたします。また、すでに導入しております新型コロナウイルス感染拡大防止システム「もしサポ滋賀」の導入もあわせてお願いをいたします。
県といたしましても心配事のご相談、これをしっかりと承ると同時に、外来の受診でありますとか、検査に係る一連の実施体制を改めて作り直し、分かり易くできるだけ早くお示しすることといたします。また、保健所の体制を強化いたします。一層早くて適正な的確な疫学調査とクラスター対策に取り組んでまいります。是非皆様方のご協力をお願いいたします。医療の提供体制につきましては、現時点、今後の感染拡大を見据え十分な病床数を確保しております。ただ、若者を中心に無症状の感染者も増えているという状況がございますし、今後、増えることが予想されますので、宿泊療養施設を8月を目途に開設できるよう運用の再開を準備いたします。
第1波の時に不足いたしました医療用物資につきましては、医療機関において、すでに備蓄を進めていただいておりますし、県においても、また市町とともに一定備蓄をしておりますが、さらに今後の感染拡大を見通しながら不足する資材についても迅速に調達、また支援できるよう進めてまいります。特に高齢者がいらっしゃる、また障害のある方々がいらっしゃる介護福祉施設における対策が重要です。県としてもしっかりとその体制強化に支援を行うと同時に、県民の皆様方、ご家族のいらっしゃる方々、職員のいらっしゃる方々のご協力をお願いいたします。昨日6月議会で議決いただいた支援策などを支援充実強化期間の取り組みとして、県民の皆様方に迅速に届けてまいります。
これらの業務に県庁全庁一丸となって取り組めるよう県の体制についても一層強化を図ってまいります。繰り返しになりますけれども、第2波に入りました。より一段、注意警戒し、この第2派をできるだけ低く抑えることができるよう、そして誰一人取り残さず、県民の皆様方の命と暮らしを守れるよう最善を尽くしていきましょう。是非皆様方のより一層のご協力を呼びかけ、私からのメッセージとさせていただきます。
令和2年7月17日
滋賀県知事三日月大造
これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。