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知事から県民の皆様へメッセージ【県立学校の臨時休業等】(令和2年4月8日)

新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージ(外部サイト,別ウィンドウで開く)

<知事メッセージ動画全文>

滋賀県知事の三日月です。連日のお知らせになりますが、今日は重要な方針を決定いたしましたので皆様方に直接お伝えをいたしたく、メッセージを出させていただきます。隣はおなじみの通訳の田渕さんです。

昨日は初めてとなります法律に基づく緊急事態宣言が出され、7つの都府県でそれに伴う緊急事態措置が出されました。私達滋賀県では、今回のこの宣言を受けまして、東京はじめ7つの都府県への外出や往来出張訪問などは厳に慎んで頂きますように呼びかけを昨日させて頂きました。皆様方には様々な不自由があるでしょうけども、不安があるでしょうけれども、ご協力をいただいているところでございます。心から感謝を申し上げます。

また、県内では現在、新型コロナウイルスに感染される方が連日発生をしています。昨日4月7日の夜までに24件、今日後ほど詳しく発表、説明させて頂きますが、新たに2名の方が陽性として確認された。合計これまで26件出ていることになります。ただ皆さん、私も不安なんです。いつ感染するんだろう。もちろん、知事として皆様方のためにお仕事できるように、感染予防には最大限努めておりますけれども、誰だってかかろうと思ってかかる人はいません。かからないように気をつけていても、かかることがあります。遠慮なくおっしゃっていただければと思います。そのための医療体制は、現場の皆さんにもご尽力いただいて、しっかりと整えております。したがって、安心してお過ごしください。しかし、今一度細心の注意を払って頂きたい、というのが今日のお願いです。特に、昨日陽性として発表させていただいた方々の中には、どこで感染されたのかわからないという方々が一定数いらっしゃって。ということは、どこでどなたが感染しているのか、どこでどなたからうつるのか、という事のリスクが滋賀県内においても高まっているという状況ではないかと私は捉えています。従って、今一度、私たちの行動を見直し、考え直し変えていこうと。

まず一つ目学校についてです。多くの学校は、県内において今日4月8日が始業式だったんじゃないでしょうか。ずっと休んでましたので、友達に会えること、学校で活動できることをとても嬉しく、学校に行ってくれた子どもたちも多いと思います。しかし、先ほども申し上げたように、県内で、どこでどううつるのか、感染するのかわからない状況になっていることを踏まえて、滋賀県立の中学校、高等学校、特別支援学校については、来週明けの4月13日月曜日から、国の緊急事態宣言の期間とされている5月6日まで、再び休業、休校させていただくこととします。えー、せっかく学校が再開されてなんだよ、という思いを持つ児童生徒の皆さんもいると思う。本当に申し訳なく思う。しかし、かかってしまって病院にかかることになって、それでお医者さんや看護師さん辛い思いをさせる、社会全体が大変なことになるということを防ぐために、どうか理解をして欲しいと思います。新学年になって、新しいクラスになって、新しい先生も確認してもらって、新しい教科書や課題なんかも受け取ってもらって、13日から再び休校とさせていただきます。ただ、休んでる間についても、学校によっては登校日を設けてもらったり、学年で分けて登校する機会を作ってもらったり、家や地域で学ぶ機会というものをどう作ればいいのか、ということを一緒に考えていきたいと思いますし、障害のある子供達が特別支援学校で学んだり、トレーニングや治療を受けていただく、そういう環境についても個別に柔軟に対応させていただきますので、この点も遠慮なくご相談ください。

また、子どもたちだけではなくて、私たち大人の行動を変えることが、もっと重要だと思います。まずは、滋賀県内において、私たち県民の外出、もちろん病院に行くための通院、仕事に行くための通勤、必要な生活物資を買うための買い物、こういったものは除いてですね、また時には散歩、時には息抜き、琵琶湖岸で少しリラックス、こういう機会も結構です。大丈夫です。しかし、それ以外の外出については控えよう、やめようということを皆様方にお願いしたいと思います。と同時に、働くために通勤していただく皆さん、本当にお疲れ様です。心配なことも多いと思う。どうしても仕事に行かなければならないということがあると思いますが、その場合においても、時間を変えて時差通勤していただくことや、この仕事だったら家で出来るんじゃないの、パソコンでインターネットでできるんじゃないか、というテレワーク。こういう事にも挑戦して欲しい、トライ、チャレンジしていただきたいと思うんです。また、今私が行かなければならないのか、二人で、三人で行かなければならないのか、もっと減らすことができないだろうか、先送りすることができないだろうか、こういうことについても考えてほしい。と同時に、三密。よく最近テレビで出てきますよね。密閉された空間で、密集して、密接に話をする。この三を防ぐ、避ける。こういう努力を今よりももっとしていただきたいと思います。また、ちょっと具合が悪いなあ、熱があるなあ、しんどいな、こういう状態の時に、よしすぐ病院に行こうと。これ止めてください。いや、かかりつけのお医者さんだから大丈夫だよ。いや違うんです。必ず電話してから、かかりつけ歯医者さんでも結構です。また、県で帰国者・接触者相談センター、これを設けておりますので、24時間電話が繋がるところがあります。ここに電話してから、相談してから、医療機関を受診していただきますように、よろしくお願いいたします。

この4月、とても大事な時期になります。私たちが少し、私たち日々の行動を変えることによって、感染拡大を防止できます。かからなくて済む。うつさなくても済む。そういう環境を作ることができます。私たち滋賀県民の力を合わせて、この難局を乗り越えていこうではありませんか。少し私自身の思いも込めて申し上げて、今日のメッセージとさせていただきます。皆さんどうぞ宜しくお願い致します。

これまでのメッセージは、新型コロナウイルスに関する滋賀県知事メッセージをご覧ください。

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