湖東圏域は、滋賀県東部に位置し彦根市・東近江市の一部(犬上川流域の旧愛東町、宇曾川流域の旧湖東町)・米原市の一部(矢倉川流域の旧米原町)・愛荘町(旧愛知川町、旧秦荘町)・犬上郡の多賀町、甲良町、豊郷町の3市4町に属する一級河川(琵琶湖を含む)およびその流域(以下「湖東圏域」という)を対象とし、圏域面積は約337km2です。
湖東圏域には、湖岸として接する琵琶湖を含め、圏域内には一級河川が41河川あります。このうち、琵琶湖へ直接流入する一級河川として矢倉川、芹川、平田川、野瀬川、犬上川、江面川、安食川、宇曾川、文録川、室戸川、不飲川の11河川があり、その他は全てこれら河川の支川です。
淀川水系湖東圏域河川整備計画は、平成17年度に認可申請していましたが、その後、芹谷ダム建設事業の中止および中長期整備実施河川の検討の結果に伴う整備対象河川の追加等を受け、計画案を策定し直すこととなりました。
新たな計画案については、説明会の開催および関係地域の住民の皆さんへの縦覧、学識者の意見聴取、関係市町長の意見聴取を行い、国土交通省へ認可申請し、平成25年12月24日に認可を受けました。
淀川水系 湖東圏域河川整備計画については、平成25年12月に当初計画の認可を受け、河川改修に取り組んできたところですが、芹川・矢倉川・平田川の整備進捗を図ることを目的として河川整備計画の見直しを行っています。
この度、新たな改修計画を盛り込んだ「淀川水系 湖東圏域河川整備計画(変更原案)」(以下「変更原案」という)を作成しましたので、公表します。
河川法に基づく手続きとして、学識経験者、関係住民の皆さまから変更原案に対するご意見を伺ってまいります。
淀川水系 湖東圏域河川整備計画(変更原案)について、令和6年3月25日から令和6年4月26日の間、ホームページ等を通じて、県民のみなさまの御意見等を募集しました。
この結果、当該計画に対する御意見はありませんでした。
淀川水系湖東圏域河川整備計画(変更原案)について、令和6年8月30日に淡海の川づくり検討委員会を開催し、学識経験者への意見聴取を行いました。
審議の結果、湖東圏域河川整備計画(変更原案)について、必要な手続きを進められたいとの答申をいただいたことから、今後、変更案を作成し、関係市長からの意見聴取を経て、近畿地方整備局へ変更認可申請を行う予定です。
なお、併せていただいた留意事項については、変更案に必要な反映を行うとともに、変更計画策定後の実施段階において留意してまいります。