令和5年3月、災害廃棄物一次仮置場設置運営の手引きを作成しました。
滋賀県では、災害に伴い、大量に発生する災害廃棄物の処理に備え、平成30年3月に「滋賀県災害廃棄物処理計画」を、平成31年3月には、「災害廃棄物広域処理業務マニュアル」を策定するなど、平常時や発災後にとるべき対策や手順等の整理を進めてきました。
滋賀県災害廃棄物処理計画|滋賀県ホームページ (shiga.lg.jp)
「災害廃棄物広域処理業務マニュアル(平成31年3月・滋賀県)」|滋賀県ホームページ (shiga.lg.jp)
さらに、令和4年度に環境省近畿地方環境事務所 災害廃棄物処理府県提案型モデル事業(近畿ブロック)により、災害時における市町職員の災害廃棄物対応に関する知見や能力の向上を目的とした、図上訓練及び模擬訓練を一般社団法人滋賀県産業資源循環協会と連携して実施しました。
訓練において仮置場を設置・運営する手順を疑似体験し、見つかった課題等を踏まえつつ、初動の中でも特に重要である一次仮置場を設置し運営する手順を取りまとめ、各市町において速やかな一次仮置場の開設が可能となるよう、「災害廃棄物一次仮置場設置運営の手引き」を作成しました。
本手引きは、滋賀県災害廃棄物処理計画の記載内容を具体化し、災害廃棄物処理の主体となる市町において、一次仮置場を設置・運営する上で、必要となる事項を取りまとめたものです。
各市町においては、本手引きを参考に、あらかじめ一次仮置場の設置運営に向けた備えをするほか、発災時に活用することを想定しています。また、各市町が、地域の実情に合わせて独自に仮置場設置運営の手引きやマニュアル等を作成することも望ましいです。
なお、仮置場には、「集積所」や「二次仮置場」といった種類があるが、ここでは、市町が設置・運営を行う「一次仮置場」を対象として取りまとめております。