滋賀県では「子どもの運動機会の充実」、「子育て世代の運動参加促進」を目的として、平成29年度に※子どもの運動遊びプログラム「PIC」を作成し、県内での親子運動教室や幼稚園等への運動遊び指導者(プレイリーダー)の派遣などを実施しています。ここでは、その運動遊びプログラム「PIC」と、幼児期の運動遊びの大切さについてご紹介します。
※運動遊びプログラム「PIC」:Parent Infant Childの略
(幼児期の運動遊びの促進や、子育て世代の運動機会の充実を目的に親子で一緒に体を動かすメニューなどを盛り込んだ運動遊びプログラム)
文部科学省が策定した、「幼児期運動指針ガイドブック」では、様々な遊びを中心に毎日計60分以上、楽しく体を動かすことの大切さや幼児期における運動の意義として以下のポイントを挙げています。
幼児期に身体を動かす遊びなどをして思いきりのびのびと動くことで、何事にも意欲的に取組む姿勢が養われ、健やかな心が育まれます。
幼児期に多くの友達と一緒に運動することにより、ルールを守り、自我を抑制し、コミュニケーションをとりながら協調する必要があることを学びます。
近年、運動が知的能力に良い影響をもたらす可能性が示されています。また、幼児は様々な運動の中で、ルールを変えたり新しい遊びを考えたりして、豊かな想像力を育んでいきます。
滋賀県が平成30年度にスポーツ庁の委託事業として実施した、総合型地域スポーツクラブの指導員を運動遊び指導者(プレイリーダー)として幼稚園等へ派遣する取組が先進的な取組としてスポーツ庁のHPで取り上げられました。ぜひ、一度ご覧ください。