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滋賀に気づいた人INTERVIEW#16 梅田隆利さん

「仕事と趣味と家族の時間。自分の求める理想がここに」

バードウォッチング・サイクリング・釣り・山登りと、学生時代から自然やアウトドアが好きだった梅田さん。やりたいことができると思えた会社への就職をきっかけに滋賀に移住しました。山と琵琶湖がすぐ近くにある湖北の豊かな自然の中で、仕事に趣味に育児にと充実した日々を過ごしています。

環境のことを考えるなら自然の中で

__地元を離れて就職することに戸惑いなどはありませんでしたか?

京都市内で生まれ育ったので、小さい頃から琵琶湖にはバス釣りなどで来てました。大学も大津市にある龍谷大学へ通っていたので、滋賀県は身近な場所といった感じでしたね。就職を考えたときに、自分のしたいことができそうな会社を探していたらそれがたまたま滋賀にあったんです。“移住”と大きく身構える訳ではなく、やりたいことを求めて滋賀に来たという感じですね。


 

__どんな仕事をしたいと思っていたのですか?

大学で環境工学を学んでいたので、環境に関われる仕事に興味がありました。環境系の仕事は全国どこにでもあるのですが、ビル群が立ち並ぶ大都会で環境のことを考えるってどうなんだろうと……。環境のことを仕事にするなら、やっぱり身近に自然がある場所のほうがいいんじゃないかなって。そう考えたときに、米原の豊かな自然の中で、木質廃棄物のリサイクルやバイオマス発電などに取り組んでいる、いまの会社が僕の希望にぴったりだったんです。

就職、結婚。新しい生活の始まり

__実際に就職してみていかがでしたか?

最初は木材チップリサイクルの営業をしていましたが、いまは総務で会社全体のことに関わっています。入社前に参加した会社説明会のときに話を聞いて興味を持った「木質バイオマス発電」も数年前から稼働し始めました。木質チップを燃料とする「バイオマスボイラー」を利用した温室でマンゴーを育てたり、休耕田でニンニクを育てたり、グループ会社全体で新しいことに挑戦する会社なので、いろいろな経験ができて楽しいです。


 

__職場の雰囲気は?

代表が40代と若く、何にでも積極的なので、会社全体にもそういった風潮がありますね。また、社内にサッカーやテニス、スキー、サイクリングといった大人の部活があるんです。サイクリング部は自転車好き数名で立ち上げ、ユニフォームまで制作しちゃいました(笑)。みんな仲が良く、アットホームな職場です。


 

__生活面はいかがでしたか?

最初の5年間は米原市にある会社の寮に住みました。周辺にコンビニもスーパーもホームセンターもあるし、車があればとくに不便は感じませんでした。でも、最初の年は積雪に少し驚いたかも!京都市内で育った僕にとって、スタッドレスタイヤの購入は初体験でした。

4年前に結婚し、長浜市に建売住宅を購入しました。妻も京都出身ですが、同じ大学だったこともあり、付き合っていた頃からよく湖北にも遊びに来ていたので、ここで2人の生活を始めることに抵抗はなかったようです。

自然を満喫しながらアウトドア三昧

__滋賀で暮らしてよかったと感じることはありますか?

趣味が思う存分楽しめることですね!学生時代からバードウォッチングが好きで、カメラ片手に余呉町の「菅山寺(かんざんじ)」や湖北町の「湖北野鳥センター」に行ってたんです。

他にはサイクリングも好きで、琵琶湖岸を走ったり、姉川ダムまで行ったり。近くに釣りのスポットもいろいろあって。海釣りするときは、敦賀にもよく行きましたね。高速道路を使えば、敦賀まで約1時間で、アクセスしやすいんですよ。多趣味の私にこの環境はうってつけでした。

__滋賀ぐらしを満喫されていますね!お子さんが生まれて生活は変わりましたか?

趣味に没頭する時間は少なくなりましたが、もう少し大きくなれば子どもと一緒に楽しむのもいいかなと思っています。最近言葉を覚えた娘に「チック行く!」って、せかされるんです。よく遊びに行っている「グリーンパーク山東」の子ども用アスレチックのことなんですけど、滑り台が好きすぎて、半日くらいずっと遊んでますね。ご近所には同じ年頃の家族も多いので、これから交流を深めていければと思っています。

町を知ることから始めてみる

__地元の人との交流はありますか?

長浜市には「長浜曳山祭」というユネスコ無形文化遺産にも登録された有名なお祭りがあるのですが、職場の人の紹介で祭の成功を祈願する「裸参り」に参加させてもらったことがあります。基本的には町内の人が中心に行うものですが、縁があって参加させてもらって。長浜独特の返杯の多さに驚いたりもしましたが、祭りを間近で体感できてすごく楽しかったです。

__移住を考えている人にアドバイスをお願いします

長浜には京都以上に古い歴史や文化が、いまも市民に根付いていると感じます。曳山祭には子ども歌舞伎があって、小学生とかが自発的にやっているんですよね。そういった部分は祭りに参加させてもらったからこそわかったところで、観光客として見ていただけではそこまでわからなかった。移住するならその土地を知る姿勢がすごく大事だと思います。僕たちも滋賀のいいところを探して、これからも家族で出かけたいと思います。

ある一日のスケジュール

  • 7時00分起床
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