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氏名 | 石栗 義男 |
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地域おこし協力隊として 赴任した年月 | 2015年4月 |
現居住地 | 滋賀県犬上群多賀町水谷 |
前居住地 | 東京都台東区 |
多賀町水谷地区は、長期にわたるダム建設計画により若者が集落を離れたこともあり、現在は人口40人程で高齢化率が60%を超える小さな地区です。多賀町地域おこし協力隊は、主に2つの活動を行っています。ひとつは、水谷地区の地域支援活動(獣害対策・耕作放棄地の再生・まちづくりに関する活動)です。もうひとつは、定住・定着に向けた活動(任期終了後も多賀町に定住する為の起業や就業等に向けた活動)です。
水谷地区まちづくり懇話会の事務局として、水谷地区の地域活性化について自発的に企画・提案し、役員会等で協議を行いながら地域の方々とともに活動を行っています。平成27年度は、お米作り、赤しそ栽培、こんにゃく芋栽培、サロン活動、水谷産野菜の販売、獣害対策(箱罠設置)を行ってきました。今年度から始めた赤しそ栽培では、一時は肥料焼けで収穫が危ぶまれましたが、もう一度植え直し無事に収穫をすることが出来ました。住民の方々と一緒になって栽培し、草抜きを行い、収穫して赤しそジュースに加工して飲む事で、多くの会話が生まれ、多くの笑顔が見れたことをとても嬉しく思いました。
私は、「多賀そばを主体とした地産地消の飲食店の起業」を目標に活動しています。そのコンセプトとしては、「多賀町にあるあらゆる豊富な資源(町域の85%を占める森林、特産物等)をひとつのお店で表現する」という事です。具体的には、多賀町にある古民家を活用し、多賀町にある木材で机や椅子、木工皿を作り、特産物である多賀そば・多賀にんじん、桃原ごぼう、お米と鹿肉等を絡めた創作メニューを提供するお店です。7月より始めた木工旋盤(木工皿を作る機械)では、約30センチメートル程のお皿を作製しており、そこにざるを載せてそばを盛る皿にしたいと考えています。11月からは、多賀町のコミュニティスペースである「もんぜん亭」にて毎月第4日曜日に場所をお借りして「石栗庵」というそば屋を始めました。ここでは、多賀そばと月替わりそば(ゆずや抹茶を練り込んだそば)を1人で朝から手打ちで行い、多賀そば地域協議会や水谷地区の住民の方々にお手伝いをいただきながら行っています。
滋賀県は琵琶湖だけではありません。豊かな自然と、おいしいお米と野菜、そして何よりも人が温かいです。あなたが思い描く未来が、滋賀県にはきっとあるはずです。