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長浜市元浜町に移住の竹村光雄さんと美穂さん

DATA
氏名 竹村 光雄 竹村 美穂
移住を始めた年月 2013年7月より
現居住地 滋賀県長浜市元浜町
前居住地 東京都
写真:竹村光雄さん、美穂さん

仕事で訪れ、楽しさを実感

 竹村さんが長浜と関わりを持つようになったのは平成19年のこと。都市計画を提案する東京のコンサルタント会社に勤めていた光雄さんが、長浜の中心市街地活性化事業に携わることになったのがきっかけだった。
実際に長浜に住みながら、ワーキンググループに参加。そこで、大学時代に勉強した建築の知識や、会社で蓄積したまちづくりの経験を、実際の現場で活かせることに楽しさとやりがいを実感。そして何より、町家の残る長浜のまちの風情に魅力を感じていた。その後、平成25年7月、長浜まちづくり株式会社に就職することになり、美穂さんと一緒に移り住んだ。

写真:琵琶湖湖畔で楽しむ様子

住人として暮らし方を提案

 現在、仕事として携わっているのが、「長浜町家再生バンク」の運営。空き家になっている町家を維持管理する「風通し」を行いながら、新たにそこに暮らしてみたいという人への「橋渡し」を行い、町家を現代の「暮らしの器」として再生する事業に取り組んでいる。
また、その一方で、地元の若者たちで結成されたまちづくりのグループに参加し、新しい暮らし方の提案に取り組んでいる。

写真:サイクリングの様子

 「地方都市で暮らす豊かさとは何か、それを探求し、一つひとつカタチにしていきたいんです」と光雄さん。例えば、奥びわ湖の隠れ里と呼ばれている「菅浦」を訪れ、村の中を散策しながら住人の話に耳を傾けたり、雪の賤ヶ岳でトレッキングを楽しんだり。そんな身近にある素朴で魅力的なことに光をあて、日常の暮らしの中にある「楽しみ」のきっかけづくりができないかと、仲間とともにワークショップを重ねている。

豊かな交流を育む

 「滋賀は、ほどよく便利な街の近くに、豊かな自然が広がり、アウトドアが楽しめるところです」と、魅力を語る竹村さん夫妻。休日は二人の趣味である自転車に乗り、美しい田園風景の中を走りながら、季節の移り変わりを肌で感じている。
初めて出会った人から、「こんにちは」と声をかけられたり、ご近所から野菜や果物をもらったりという体験は、都会育ちの二人にとって、とても新鮮な出来事。「そういうところが田舎暮らしならではの魅力ですね!」と、違いを楽しみながら、豊かな暮らしを育んでいる。

写真:じゃがいも掘りの様子
先輩移住者インタビュー一覧