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精密検査

と畜検査の現場において、肉眼や触診検査のみで診断のつかない疾病があった場合、検体を試験室に持ち帰って以下のような精密検査を実施します。

疾病診断だけではなく、安全な食肉を提供するための衛生指導の一環としても様々な検査を実施します。

微生物学的検査

主として、細菌学的な検索を実施します。

  • 敗血症や膿毒症の診断および原因菌の特定
  • 枝肉や施設、器具機材のふき取り検査の実施
  • 食肉中の微生物汚染に関する調査研究(と畜場内の食肉に限る)

理化学的検査

主として、理化学物質についての検査を実施します。

  • 高度の黄疸、尿毒症の診断に関する検査
  • 食肉中の動物用医薬品に係る収去検査および食肉中の残留農薬等に係るモニタリング検査(と畜場内の食肉に限る)

病理学的検査

主として、病理組織学的な検査を実施します。

  • 牛伝染性リンパ腫、全身性の腫瘍の診断に関する検査
  • その他、細菌学的検査および理化学的検査の補助診断としての検査

精密検査結果概要

精密検査の結果、廃棄された獣畜の疾病内訳は以下のとおりでした。

(表)
令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度
牛伝染性リンパ腫 13 18 13 9 8 10
膿毒症 0 1 2 0 2 1
敗血症 4 10 3 3 4 5
尿毒症 4 7 8 4 11 5
高度の黄疸 2 1 0 0 2 1
高度の水腫 1 1 0 0 0 2
合計 24 38 26 16 27 24