企業による地域に根差した水環境保全活動の進展・努力
水環境保全に対する意識が高まり、市民がいわゆる「石けん運動」をはじめとする活動を展開してきたことに影響を受けて、企業や工場も、「琵琶湖の環境を守らなければならない」という使命を抱き、行政と連携しながら、企業団体の設立等により主体的に取り組んできました。
目次
1.「富栄養化防止条例」をはじめとする制度基準の順守に向けた企業努力と行政との関係構築
2.企業・工場の地域に根差した水環境保全活動の進展
2つの協会では、地域に根ざした水環境保全の「情報共有」と「見える化」の先進的な取組が進められています。
「地区別環境情報交換会」による企業間の「助け合いの風土」の醸成
■ 水路図は、地区全域の1枚の大きな地図に、工場や流出の影響を及ぼす敷地とともに色鉛筆で整理されている。
水質事故時の地域での迅速な対応に向けた、工場をモデルとした水質被害防止訓練の実践
しが環境管理アドバイザーによる、企業の環境管理人材の育成、知識・技術レベルの向上支援
■ 2012年5月に開催された第1回水環境分科会では、今後の分科会活動について活発な意見交換がなされた。