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リハビリテーション科は、理学療法士(8名)、作業療法士(3名)で診療を行なっています。(言語聴覚士は当センターでは耳鼻科所属)。
対象とする疾患は、中枢神経疾患(脳性麻痺等)、神経筋疾患(筋ジストロフィー等)、骨系統疾患を含む先天異常、その他の整形外科疾患などで、理学療法(粗大運動を中心とする支援)と作業療法(日常生活動作の支援、上肢機能の向上、感覚統合)で専門的な関わりを行なっています。
小児科・整形外科と連携し、必要に応じて4週間のリハビリテーション入院を行なっています。また、筋緊張緩和のために従来の筋解離術に加えて、ボトックス、ITB(バクロフェン注入)施行後のリハビリテーションも実施しています。
長期入院のリハビリテーションが必要な学齢期の患者様には、隣接する守山養護学校に通学しながらリハビリテーションを行ないます。
更に地域、園、学校との連携も行い、生活に即した支援をしています。
立位、歩行等の基本動作の発達促進、呼吸不全の改善、整形外科術後の機能回復を目的にしています。
具体的には、脳性麻痺や精神運動発達遅滞、神経筋疾患等の乳児期からの身体機能の促進及び機能維持、呼吸障害の改善、日常生活動作や姿勢管理の指導を行なっています。
ペルテス病、臼蓋形成不全などの股関節疾患、骨折、骨延長術後を対象に関節可動域練習、筋力トレーニング、歩行練習などを実施しています。
特に骨延長に関しては立位、歩行等の練習を取入れ、早期の社会復帰に向け積極的なプログラムを行なっています。
手の功緻動作・目と手の協調運動の促進、衣服の着脱や食事動作などの日常生活動作の獲得等を目的としたリハビリテーションを自助具や介助具の工夫も含めて行います。
ポジショニングについて検討し、坐位保持装置や車いすの作製に際し、適切な処方が出来るように助言もしております。
また、感覚統合療法も行なっていますが、この療法は専用の器具と部屋を有する療育部が主に担当し、リハビリテーション科では感覚統合理論を用いて簡易的に実施しています。
運動発達がゆっくりなお子さん達に向けて、リハビリテーション科で行っている運動指導をまとめたパンフレットを作成しました。
小児科診察で紹介された方はこちらよりパンフレットをご参照ください。→赤ちゃん体操パンフレット