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当科では主に低身長(成長ホルモン分泌不全性低身長症、SGA性低身長症、ターナー症候群、骨系統疾患、体質性低身長など)・思春期の異常(思春期早発症/遅発症など)・糖尿病(1型/2型糖尿病など)・甲状腺疾患(機能亢進症/低下症など)・副腎疾患(先天性副腎過形成症など)・骨疾患(くる病、低フォスファターゼ症、副甲状腺疾患など)などが対象です。小児の肥満については主に肥満外来で対応しています。2023年6月から第2・4月曜日に低身長・思春期初診外来を開始いたします。初診専用となりますが、予約がなくても当日の受付時間内に来院いただければ診察させていただきます。詳細は下記の低身長・思春期初診外来を御覧ください。
母子手帳や園や学校の身体測定記録(必須)
内分泌代謝糖尿病外来問診票(推奨)
お薬手帳
注)問診や身体計測等に15〜30分程度かかりますので受診時間に余裕をもって来院ください。初診時の待ち時間短縮のため、またご両親に対する設問もあるため、当科問診票の記載を事前にダウンロードの上で印刷していただき、記入して持参いただくことをお勧めいたします。来院後に記載いただくことも可能ですが、その場合はお早めに来院をお願いいたします。
低身長の診療においては検査に頼りすぎると間違った診断となるリスクがあります。例えば成長ホルモン分泌刺激試験を繰り返して行うと病気でない方も病気の診断となる可能性が高まることがわかっています。間違った診断で治療となった場合には治療の効果は期待できませんから、適切な診断が重要です。そのため当科では必要な検査のみ施行することを心がけています。適切な検査を行うためには成長記録(母子手帳や園や学校の身体測定記録)が重要となりますので受診の際には必ず持参頂ますようお願いします。
小児の糖尿病に関しては稀な病気となります。実際に小児の糖尿病の頻度は白血病より少ないとされています。また、様々な点で誤解されていることも多く、十分経験のある医療者はほとんどいません。適切な診療を受けていただくには小児糖尿病の専門医の受診が必要です。他の病気と異なり、「糖尿病の主治医は患者さん自身」と言われているくらいに患者さん自身の管理力が求められますが、そのためには適切な指導と支援が不可欠です。また、成人に向けて自立を目指した支援と関わりが必要とされます。一方、適切な管理のために心理的な負担が増えることから、こちらの面の対応も必要となります。このような心身両面の問題点は成人して以降に明らかになることも多く、受診時には問題点に気づきにくいことも特徴です。このような点から、患者さんの受診のされ方や医療者の診療の仕方で心身両面での予後が大きく変わる疾患といえます。そのため当院では小児糖尿病専門医をはじめ多職種による専門的なアプローチで対応させていただいております。
主に下記の専門外来以外の患者さんを診察しています。再診だけでなく初診の患者さんも受診いただけます。身長や思春期の問題で初診をお急ぎの場合は下記の低身長・思春期初診外来の受診も可能です。その他の症状で緊急性の高い状況に関しましては医療機関からご紹介の場合には適宜対応させていただきます。
2023年4月まで 毎週水・木・金曜日午前
2023年5月 毎週月・水・木・金曜日午前(5月1日を除く)
2023年6月以降 毎週月・水・金曜日午前、第1・3木曜午前
受診回数が頻回となる1型糖尿病の患者さんを主な対象としています。小児糖尿病専門医を始めとして看護師、心理士、栄養士など多職種で専門医療を行っております。インスリンポンプなどの先進医療を積極的に取り入れるだけでなく、心理面のサポートも行っています。
毎週水曜日午後
肥満の患者さんが対象です。肥満の原因として病気がないか、肥満が原因で病気になっていないかなどの診断に加えて、肥満が改善するよう定期的に受診いただき、指導を行っています。
2023年5月まで 第2・4月曜日午後
2023年6月以降 第2・4木曜日午前
当科では身長のことや思春期が早い、遅いなどの成長に関することを心配されて受診される患者さんが多いのですが、患者さんやご家族さんが直接予約をとって受診される際や、かかりつけ医に受診されて紹介いただく際に、思っている以上に先しか受診予約がとれず、困られることが多々ありました。そのような状況では心配が増すことも多く、改善が必要と思われました。
そのため、なるべく早く受診いただける外来として本外来を2023年6月より開始することになりました。当外来では事前予約も行いますが、当日の予約なしの受付も下記の時間内で行います。なお、予約の方が優先となりますので待ち時間はご了承いただきますようお願いいたします。
2023年6月より開始
第2・4月曜日午後(予約優先)
(当日の予約なしでの受付時間:13時〜15時30分)
注意事項:成長記録(母子手帳や園や学校の身体測定記録)は必ず持参してください。また、本外来では主に成長や思春期に関しての緊急度や検査や必要性を判断し、その上で検査を含めた受診スケジュールを立てさせていただきます。そのため患者さんの状態によって再診の状況が変わってきます。なお、再診は内分泌一般外来(午前)となりますのでご了承ください。