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支援者インタビュー:たかしまじかん コワーキング・コミュニティスペースwacca 管理人 田中可奈子さん

プロフィール:

岡山県出身。東京で資生堂や角川などに勤務し、ウェブ記事作成や情報発信のサポートを行う。その後、結婚・出産を経て2014年に滋賀県高島市に移住。前職の経験を活かし、高島市の情報を発信するサイト「たかしまじかん」を運営するほか、コワーキング・コミュニティスペース「wacca(わっか)」をオープンし、事業者などの情報発信に関するサポートも行う、2児の母。

「繋がりを大切に!あなた自身を発信していくことで縁に恵まれます。」

湧き水の郷として有名な、高島市新旭町にあるコワーキング・コミュニティスペースwacca。穏やかな田園風景と、流れる水の音に包まれた気持ちのいい空間です。運営者の田中さんは、東京で企業の情報発信に関わってきた、いわば発信のプロフェッショナル。放置されていた納屋をリノベーションし、自分がここで仕事をしながら、他の人にも来てもらえる場所にしたいと、コワーキングスペースをオープンしました。

___お仕事の内容を教えてください。

移住した当初、近隣の情報が思うように得られなかった経験から、高島市に特化した情報サイト「たかしまじかん」を立ち上げました。東京からの移住で、最初はないものばかりが目についていたのですが、少しずつ人と繋がりだすと高島を面白く感じて。話を聞いていると、情報を伝えたいと思っていても、みなさんお店の仕込みや片付けに追われてそこまで手が回らないんですよね。逆に私は、知りたいけれど知る術がなかった。その需要と供給を上手く繋げたことで、新しい出会いが生まれたり、人と人との関わり広がったりしています。

waccaはコワーキングとして利用できるほか、打ち合わせやちょっとしたイベントにも使っていただけます。たかしまじかんの情報発信拠点でもあるので、移住者や移住希望の方の情報収集の場にもなっています。

 

___サポートするうえで大切にしていることは?

地元の方も移住者の方も、「この土地でどうしていくか」を軸に相談されることが多いです。都会とは働き方も住人の人柄も違うので、同じ方法でやっても効果が出るとは限りません。ネットやSNS上にたくさんの情報が乱立している今、ふと目に止まる商品や思い出される場所になるには、そこに人の顔が見えていることが重要だと思います。

ウェブサイトが欲しい人がいたら作れる人を繋ぐなど、自分が持っている情報や人脈を駆使して人や物を繋ぐこともあります。特に人と人を繋ぐときは、自分への信用にも関わるので責任を持って紹介するようにしています。相談者にとっても、周りの人達にとってもハッピーな結果になるのが一番!まさに“三方よし”の考え方でよすね。

___起業を目指す人へメッセージをお願いします。

人と誠実に繋がり、あなた自身を発信していくことで縁に恵まれます。また、それぞれが発信を続ければ、いろんな人がいる元気な土地と、地域全体が注目されるきっかけにもなると思います。人と繋がって、あなたのサービスや商品で、繋がった人達の未来をよりステキにできるようチャレンジしてください!

〇あなたを支える言葉

ひとりで考えていると気持ちが折れて途中で諦めてしまうことも、人に言うと応援してもらえたりして、自分もそれに応えたいと思う気持ちが湧いてくるんですよね。スピード感を持って実行できる人こそが、信頼を勝ち取れると人だと思います。

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