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支援者インタビュー:高島市商工会 経営指導員 青谷隆一さん

プロフィール:

大阪のソフトウェア会社で開発の仕事に従事した後、2004年7月に滋賀県商工会連合会(旧安曇川町商工会)に入所。2015年度から創業支援の担当者となる。経営コンサルティングに関する唯一の国家資格「中小企業診断士」を保有、インキュベーションマネージャー養成研修修了。

「移住を含めた相談も増えています。一緒に高島を盛り上げましょう!」

大阪で就職したものの、地元に戻りたいとUターン転職を決めたという青谷さん。自分と同じようにUターンで起業する人、高島の豊かな自然環境に惹かれIターンで起業する人など、さまざまな創業支援に関わり、「みんなで一緒に高島を元気にしたい」という想いが募っています

___お仕事の内容を教えてください。

高島市商工会で創業支援の担当者として、起業を希望する方の相談対応やサポートを行っています。実際に開業された方に対しても、初めての確定申告が終わるまで経理をお手伝いするなど、長く支援させていただいてます。

また、年1回のペースで創業塾を開催しています。こちらは1ヶ月間の集中カリキュラムで、1日6時間を5回、中小企業診断士やコンサルタントによる個別相談も受けながら、最終的に創業計画書を完成させて卒業いただくという実践的な内容になっています。

地域全体に創業の機運を高めることで、地域の活性化にも繋がればと、道の駅や図書館などで創業者を紹介するパネル展なども開催しました。

 

___サポートするうえで大切にしていることは?

「好きなことを追求したいのか」「生計を立てていきたいのか」など、その方の起業に対する思い、また家族構成や現在の状況などを丁寧に聞きとり、相談者さんに合わせた支援ができるよう心がけています。

相談自体はこの5年間で増えていて、市外で経験を積んで地元に戻り起業されるケースや、旅行などで高島市を気に入り、移住して起業されるなど、移住をともなう起業が増えてきているのはとても嬉しいです。市の移住相談窓口の紹介で相談に来られる方などには、地域の特色や、周辺環境についてもお伝えし、安心して計画を進めていただけるよう支援しています。

 

___起業を目指す人へメッセージをお願いします。

まだ具体的なことが決まっていなくても、今悩んでいることを話すだけでも、なにか前に進めることがあると思います。起業前から相談に来ていただいた方がサポートできることも増えますので、まずはどんなことでもお声がけください。ひとつずつ一緒に解決していきましょう。

〇あなたを支える言葉

どんな事でもコツコツと頑張り続ければいつか実を結びます。創業支援においても、微力ではありますが継続して取り組むことで、地域内の創業に繋がればと思っています。

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