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滋賀県立総合病院における画像診断報告書調査結果について

再発防止策

 (1)画像診断報告書の改善を図る 

 想定外の新規悪性腫瘍が疑われた場合は、画像診断報告書で文字を大きく、赤字で報告し、悪性腫瘍が疑われる場合は「悪性疑い」等と明確に表記しています。

 

 (2)既読管理システムの確認を徹底する。 

 当院では、2018年2月から電子カルテにおいて、既読管理システム(画像診断報告書の未読既読を一覧で確認できるシステム)を導入していますが、その確認を徹底します。
 具体的には、副院長が月ごとに既読管理システムの閲覧状況とその後の対応の確認を行い、診療部長会議で報告し改善を促すとともに、画像検査を依頼した診療科で責任をもって既読管理システムの確認を徹底しています。

 

 (3)画像診断報告書のチェック体制を新たに構築する。

 想定外の新規悪性腫瘍が疑われた症例がみられた場合、放射線診断科から副院長に報告し、副院長が電子カルテで当該症例の診療経過を管理しています。
 また、画像診断報告書の確認の徹底を図るため、診療情報管理士を担当者として配置してチェック体制を強化します(2020年4月から実施予定)。

 

 (4)電子カルテシステムを改善する。

 電子カルテシステムを起動した都度、トップ画面に、未読の画像診断報告書がある場合その旨を知らせる画面がポップアップされるように改修します(2020年3月中に実施予定)。