統計は、私たちにとってとても身近なものです。統計調査の結果は、新聞やテレビで報道されたり、インターネットで公表されています。
統計調査にはいろいろなものがありますが、国勢調査や毎月勤労統計調査などの重要な統計の大部分は、多くの世帯、事業所や企業に対して、実際に調査を行ってデータを集め、それを集計して作られます。
また統計調査の結果は、国や県、市町が施策を考えて実行するための、大切な資料となります。
統計調査員は、世帯や事業所、企業などの調査対象を訪問し、調査票の記入依頼や、調査票の取集、点検などの仕事を行います。なお統計調査員は、調査の都度、大臣または県知事より任命される非常勤の公務員です。統計調査員の仕事や待遇などに関する詳細は、募集チラシおよび総務省のホームページを御覧ください。
近年、統計調査員が調査の協力のために訪問しても、個人情報の流出を心配されて、調査に御協力いただけない場合があります。
統計調査員は、調査に御協力いただいた方から報告された内容や、調査活動を通じて知り得た秘密は保護しなければならないことが、「統計法」という法律に定められており、秘密を漏らした場合は処罰されます。また調査票は、集計後、溶解または焼却処分されますので、外部に漏れることは絶対にありません。
統計は現状を正確に把握し、その結果は県民の皆様の暮らしをより良くするための資料として、とても重要な役割を果たしています。統計調査員が皆様へ統計調査の協力にお伺いした際には、ぜひ御協力をお願いします。
国勢調査など政府の統計調査を装い、世帯や事業所を訪問して記入した調査票をだまし取ったり、世帯の家族構成や事業所の内部情報などを電話で聞き出す不正行為が発生しています。
不審に思われた場合は、顔写真入りの調査員証の提示を求めるか、県統計課または市町統計主管課までお問い合わせください。