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かんぴょうの名産地~400年の伝統を受け継いだ「水口かんぴょう」~

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400年の歴史をもつ水口かんぴょうの生産が、7月中旬から本格的に始まり、最盛期を迎えています。

太陽の光と自然の風の力に委ねるからこそ生まれる、やわらかな繊維と甘みのある水口かんぴょうは、現在も手間を惜しまず丁寧に作られています。

 

ユウガオの実が水口かんぴょうになるまで

水口かんぴょうは、滋賀県甲賀市水口町で栽培された直径約30cm、高さ約30cm、重さ約10kgもなるユウガオの実を原料に、幅3cm、厚さ3mmほどの帯状に剥き、竹ざおにかけて2日間の天日乾燥という昔ながらの製法で仕上げられ、乾燥したかんぴょうからは、甘くて少し香ばしい香りが漂います。

また、無漂白で温風乾燥でなく天日干しのため、生で食べることができます。実際に、乾燥されたかんぴょうを試食させてもらうと、やわらかくうま味と甘みがありました。

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ユウガオの実
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皮剥き
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ユウガオの実剥き
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天日乾燥後のかんぴょう

400年途切れない歴史

慶長のはじめ(1600年頃)、水口岡山城主である長束正家が農民に作らせたことが始まりとされ、その後下野国壬生(栃木県)に伝わりました。

水口は東海道の宿場町として、京都・大阪に近く、軽くて日持ちするかんぴょうは街道土産として重宝されたことから、かんぴょうの名産地として発展していきます。

元禄2年(1689)には、井上兵左衛門が山神の地を開墾し、ユウガオを育て『干しかんぴょう』として売り出した記録があり、室町時代には、軽量で栄養価が高いことから、甲賀忍者の携行食として用いられていたとも言われています。

そんな水口かんぴょうは、天保4年(1833)頃、初代歌川広重の浮世絵「東海道五十三次之内水口名物干瓢」に、水口宿でかんぴょうを仕立てる様子が描かれたことで一躍有名になりました。

県内5例目となるGI認定を受けた水口かんぴょう

地理的表示(GI)保護制度とは、地域で育まれた伝統を有し、その高い品質等が生産地と結びついている産品の名称を知的財産として保護する制度です。

世界100か国以上で導入されており、日本でも2015年に導入開始され、滋賀県内では水口かんぴょうの他に、近江牛(2017年)、伊吹そば(2019年)、滋賀の地酒(2022年)、近江日野産日野菜(2022年)が認定されています。

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水口かんぴょうの主な販売先

食物繊維とカルシウムが豊富で水に戻したときにやわらかく、だしを含みやすい水口かんぴょうは、巻き寿司の具材として、煮物の一品として、料理の結びとして活躍しています。かんぴょうの戻し汁を、煮汁に利用することもお勧めです。

水口かんぴょうは下記の場所で販売されています。現在では、通年販売されているのでぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

  • JAこうか花野果市(はなやかいち)水口店

    滋賀県甲賀市水口町水口6111-1

  • ここぴあ

    滋賀県湖南市岩根4528-1

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ユウガオの「ゆうちゃん」髪飾はユウガオの花とかんぴょう

水口かんぴょうの生産者である、水口町春日の宿谷光典(しゅくたにみつのり)さんは午前4時30分頃から畑でユウガオを収穫し、1シーズンあたり約100個の実をむきます。「天候に左右されることが多いが、今年は晴天が続いて天日干しが順調のため、色や香りがとても良く、品質には自信がある。」と話します。

15件の生産者が、愛情を込め手間をかけて作った水口かんぴょうが一人でも多くの人に届きますように。

お問い合わせ
観光文化スポーツ部 観光政策局
電話番号:077-528-3741