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新春対談 スポーツのチカラで目指す「健康しが」!(広報誌滋賀プラスワン 令和4年(2022年)1・2月号 vol.195)

昨年夏、私たちに勇気と感動を与えてくれた「東京2020オリンピック・パラリンピック」。滋賀出身の3人のメダリストに、スポーツの持つチカラ、そして滋賀への想いを語っていただきました。

大橋 悠依さん(オリンピック 競泳)

彦根市出身。イトマン東進所属。2017年、県民スポーツ大賞特別賞を受賞。東京2020オリンピックでは、400m個人メドレー・200m個人メドレーにおいて日本女子史上初の2冠を達成。しがスポーツ大使。

泳ぐ姿を通して、スポーツの魅力を伝えたいです!
宇田 秀生さん(パラリンピック トライアスロン)

甲賀市出身。NTT東日本・NTT西日本所属。2013年、事故により右腕を失う。 半年後、リハビリの延長で始めた水泳をきっかけにトライアスロンに出合う。東京2020パラリンピックのトライアスロン競技にて銀メダルを獲得。しがスポーツ大使。

皆さんがスポーツに興味を持つきっかけとなる人間になりたいです!
木村 敬一さん(パラリンピック 競泳)

栗東市出身。東京ガス株式会社所属。2歳の時に視力を失い、10歳で水泳を始めた。東京2020パラリンピックでは、200m個人メドレー5位入賞、100m平泳ぎ銀メダル、100mバタフライでは自身初となる金メダルを獲得。しがスポーツ大使。

多くの人と出会うきっかけとなった、水泳と巡り合えたことに感謝しています!

東京大会の躍動が伝えたスポーツのチカラ!

知事
皆さんのすばらしい活躍に感動し、チカラをいただきました。皆さん東京大会を振り返っていかがでしたか?

大橋
出場できなかった前回のリオ・オリンピックからの5年間に培ったものをすべて出し切りました。結果として2つの金メダルをとることができ、充実した大会になりました!

木村
13年前から4大会に出場し、リオでは金メダル最有力と期待されながらも勝ちきれなくて…。今大会で念願の金メダルを手にすることができました! 100メートルのレースのために毎日10キロ泳いだり、正直なことを言うと水泳は「割に合わない」スポーツだと思っていたのですが、水泳を続けてきて本当によかったなと思いました。

大橋
すごくわかります!(笑)

宇田
僕は2013年に事故で右腕を失って、その入院中から妻とパラリンピックを目指そうと話していました。それから8年、様々な方の支えがあり出場の夢が叶いました。銀メダルがとれて、自分でもびっくりしています! 最初のスイムで出遅れたのですが、沿道のスタッフの声に背中を押されて頑張ることができました。改めて、応援のチカラの大きさを実感しましたね。

メダルのその先へ新たな目標を見すえて

知事
日々の練習や努力が喜びになること、人間の可能性、そしてスポーツが持つ可能性を改めて感じました。皆さんの今後の目標をお話しいただけますか?

宇田
2024年のパリ大会に向けてこつこつ練習しています。それとは別に、「人生を楽しんでいるパラアスリート」という一つの指標になりたいです。パラスポーツをさらに夢のある世界にしていきたいですね。

木村
東京大会でたくさんの方に観ていただいたパラスポーツを、メダリストとしてもっともっと盛り上げていきたい。そのための活動に関わっていきたいです。

大橋
まずは今年5月に福岡で開催される世界選手権での自己ベスト更新が目標です。これからスポーツ界を担っていく子どもたちに、私が泳ぐ姿を通して何か一つでもインスピレーションを届けられたらと願っています。

2025年、「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」大会に向けて

知事
2025年に開催する「第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会」に向けて、県では施設整備や総合優勝を目指した選手の育成など準備を進めています。両大会をきっかけに、スポーツのチカラで、まちを元気にしたいですし、滋賀は長寿NO.1ですので「健康しが」を進めて、健康長寿の滋賀につなげたいです。

木村
(滋賀が長寿NO.1とは)誇り高いですね!

大橋
多くの方が、いろいろなスポーツに触れて楽しんでほしいです。そこで出会った人たちと話したり関わることで心豊かになれるのがスポーツのチカラですよね。

宇田
自己ベストを目指す人も、まずは完走を目指す人も、ボランティアとして応援したい人も、ともにスポーツを楽しめるようにしたいですね。

木村
スポーツは人と人をつなぐもの。僕は水泳を通じてたくさんの人に出会えて、スポーツの楽しさを共有できたときの一体感や絆を経験しました。そうしたことが、互いに認め合い高め合う「共生社会」につながっていくと思っています。

故郷を離れて感じた滋賀のチカラ

知事
日本全国、そして海外で活動されるなかで、どのようなところに“滋賀のチカラ”を感じましたか?

大橋
東京で暮らして10年、滋賀に帰るたびに「滋賀は人が温かい」と感じます。それが私の支えになっています。

木村
失敗しても戻れる場所がある、ふるさと滋賀から離れても遠くで見守ってくれている人たちがいるという安心感があるから、競技においてチャレンジして自分を高めてこられたのだと思います。

宇田
滋賀の人は滋賀がすごく好き! それがいいんですよね。

みんなでスポーツ!みんな笑顔の「健康しが」

知事
最後に、県民のみなさんへのメッセージをお願いします。

木村
東京でオリンピック・パラリンピックが開催され、“スポーツの時計の針”が一気に進んだと感じています。滋賀で開かれる国スポ・障スポで、県内のスポーツの時計の針も進むのでは、と楽しみにしています。県内の選手と一緒に大会を盛り上げていきたいです。

宇田
「共生社会」という言葉だと難しく聞こえるかもしれませんが、助けを必要とする人も、手をさしのべる人も、互いに思いやる気持ちを持っていれば温かい社会になっていくと思いますし、そうなることを願っています。

大橋
スポーツを始めるのに、年齢やレベルは関係ありません。やりたいと思ったら、どんどん始めてください! そういう気持ちを届けられるレースをしていきたいです。

知事
障害のある人もない人も、外国人県民なども、子どももお年寄りも、ぜひスポーツを楽しみ、スポーツに親しみ、みんなが仲良く暮らしていける、みんなが今よりもさらにいきいきと輝く「健康しが」を一緒に目指していきましょう!

新春対談スペシャルコンテンツ

【新春対談スペシャルコンテンツ】
3選手と知事の対談の様子が見れます!

滋賀のスポーツイベントをご紹介!

多くの方にスポーツに親しみ、スポーツを楽しんでいただくために、様々なスポーツイベントが開催されます。ぜひ、ご参加ください。

+Wellness SHIGA

自宅から気軽に参加できるオンライン運動教室や県内の魅力に触れるウォーキングイベントを開催!

期間 2021年10月〜2022年1月(予定)

第13回びわ湖レイクサイドマラソン2022 オンライン

今年度は、スマートフォンのランニングアプリを利用した、オンラインマラソンとして開催! 参加賞には滋賀県の名産品をプレゼント!

期間 2022年2月13日(日)〜2月26日(土)

2025年に開催される わたSHIGA輝く国スポ・障スポ大会について

イメージソング「シャイン!!」配信中!

「大会広報誌シャイン!!(創刊号)」近日発行予定!

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