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ふれあいプラスワン

あなたの大切なからだと心、未来のために(広報誌滋賀プラスワン 令和3年(2021年)11・12月号 vol.194)

〜同意のない、対等でない、強要された性行為はすべて性暴力です〜

「SATOCO(サトコ)」をご存じですか? 24時間いつでも、性別を問わず、性犯罪・性暴力被害について相談を受け付け、被害にあわれた方がさらに傷つくことがないようにワンストップで対応しています。

SATOCOは、滋賀県産科婦人科医会、(公社)おうみ犯罪被害者支援センター、県警察、県が連携して、性暴力被害者のための支援を行うシステムです。ここに連絡すれば、相談、産婦人科医師による医療ケア、心のケア、弁護士相談、警察への届出などの支援が総合的に受けられます。

性犯罪・性暴力の加害者の7〜8割が「顔見知り」であるため、誰にも相談できない人も多くいるといわれています。また最近では、SNSで知り合った相手からの性暴力被害が急激に増えています。

被害にあう可能性は誰にでもあります。もしもの時にあなた自身を守るために、そして身近な人を助けるために、SATOCOがあることをぜひ知っておいてください。

11月12日〜25日 女性に対する暴力をなくす運動

配偶者などからの暴力や、性犯罪・性暴力、ストーカー行為、売買春、人身取引、セクシュアルハラスメントなどは、女性の人権を著しく侵害するものであり、決して許されるものではありません。「女性に対する暴力」を許さない社会にしていきましょう。


問合せ 県庁女性活躍推進課TEL 077-528-3770 
FAX 077-528-4807メール [email protected]

11月25日〜12月1日 犯罪被害者週間

「もしも、自分や、家族など大切な人が犯罪の被害にあったら…」と自分に置き換えて考えてみてください。犯罪被害者などの置かれている状況や心情を理解し、その人の気持ちを想像して、配慮するようにしましょう。

あなたは悪くない。ひとりで悩まないで。「たすけて」 たった一言を私たちに伝えてください。

私たちがサポートします

おうみ犯罪被害者 支援センター 副理事長 松村 裕美 さん

SATOCOは24時間365日、性別を問わず、あなたの話を聞きます。突然のできごとに戸惑っている方、過去の体験で苦しい思いをされている方に、専門資格をもつ看護職「SANE(セイン)」が適切なアドバイスをします。

最近増えているのは、SNSで知り合った人からの被害です。

「私さえ忘れたらいい」「なかったことにしよう」「信頼していた相手だから、性犯罪とは違うと思いたい」― 忘れようとして、心の奥におさえこんだ記憶が、何かのきっかけで突然わきあがってくることがあります。心やからだに様々な症状がでたり、日常生活に支障がでることもあります。

心のケアが必要な方は、おうみ犯罪被害者支援センターの相談員につなぎます。センターで相談を続け、カウンセリングなどを受けることもできます。

SATOCOはチームであなたを守ります。あなたの大切な未来のために、あなたが抱えている今の苦しい思いを話してください。

性別にかかわらず 「性暴力の被害」 にあうと、からだや心が傷ついてしまいます。

たとえば…

  • 胸がドキドキしてつらくなる
  • ちょっとしたことに腹が立ったり、落ち着かなくなったりする
  • 突然涙がでてとまらなくなる
  • 心配な気持ちがつづく
  • こわくなって体がふるえる
  • 眠ろうとしても眠れない 目が覚める
  • イヤなことを全部忘れたい 何もなかったことにしたい
  • あった出来事を言えない 言おうとするとのどがつまる
  • どうなるのか、どうしたらいいのか分からない

※被害後に起こるこうしたことは、当然の反応です。

女性の専門看護師がお話を伺います。

毎日、24時間、いつでも、待ってます。

TEL : 090-2599-3105
e-mail : [email protected]

※(公社)おうみ犯罪被害者支援センターは、滋賀県公安委員会が指定した「犯罪被害者等早期援助団体」です。

お問合せ
県庁県民活動生活課
電話番号:077-528-3414
FAX番号:077-528-4840
メールアドレス:[email protected]