県立高校では、新しい時代を切り拓く人づくりに向け、それぞれの学校で特色ある学びに取り組んでいます。
令和3年度から県内初となる「文理探究科」を新設し、新しい時代を生き抜く思考力、判断力、表現力を身につけられるよう、文系・理系といった既存の枠組にとらわれない学際的かつ探究的な学びを実践しています。
令和2年度から「GAP※教育」を展開し、水稲やサツマイモで、「ASIAGAP・JGAP」の認証取得に取り組み、安心・安全な農業の学びを実践しています。
※GAP(Good Agricultural Practice):農産物を作る際に適正な手順やモノの管理を行い、食品安全や労働安全、環境保全等を確保する取り組み。
令和3年度から、産官学と専門高校が一体となって産業人材を育成する「マイスター・ハイスクール事業(次世代地域産業人材育成刷新事業)」を展開し、地域の伝統技術とDXなどの最先端技術を融合した「ものづくり」を実践しています。
令和3年度から「ライフサポート系列」を新設し、5つの専門系列からなる総合学科が充実。「まちがまるごと学びの場」という考え方のもと、企業や団体との協働による探究的な活動や実習などを通じた地域と連携した学びを実践しています。
令和2年度から、西日本の国公立高校で初めて「国際バカロレア」の授業を展開し、視野を広げ、グローバルに活躍する力をつける国際的な学びを実践しています。
世界で5,000校以上に導入されている国際水準の教育プログラムです。3歳から19歳までの全教育課程において、日本の高校教育に相当するのが16〜19歳を対象とする「ディプロマプログラム(DP)」。
ディプロマプログラムのカリキュラムを履修し、世界共通の最終試験に合格すると、国際的に通用する大学入学資格「国際バカロレア資格」が取得できます。国際バカロレア資格で日本や海外の大学を受験することができます。
国際バカロレア・ディプロマプログラムでは、6つの科目と3つの「コア」を学びます。「コア」とは、思考法を育成する「知の理論(TOK)」、ボランティアなど課外活動を行う「創造性・活動・奉仕(CAS)」、個人で研究してまとめる「課題論文(EE)」で、学びの核となるものです。
「英語」と「環境システムと社会(EnSS)」は英語で学びます。日本語・英語いずれの言語でも意見や考えを表現し対話できるスキルを身につけます。
教科書を中心に教えるのではなく、実社会でどのように応用されているのか、いかにして生徒たちの思考を効果的に引き出せるかという視点で授業を組み立てています。
「教える」というよりも、生徒たちが自分の考えたことを、今までに学んだことや未知のこと、自分が経験したことと結びつけるなどして俯瞰的に学びを深めていくように「うながす」、時には生徒同士の対話にゆだねて「手放してみる」といった授業をしています。
IBの授業の手法によって、ディプロマプログラムの生徒たちに探究の姿勢が身についてきていることを日々実感しています。こうした手法は普通の授業にも使えると思います。
それぞれの学校の紹介動画を掲載しています。
動画を見て魅力を見つけてください!