木かげが気持ちいい季節ですね。皆さま、いかがお過ごしですか?
朝、約1時間、琵琶湖を眺めながら妻と歩くことが日課です。山やまに囲まれた水辺の風景は癒されますね。母なる湖の恵みに感謝し、災いがないこと、無事息災を祈ります。
さて、今年は、7月1日が「びわ湖の日」と定められて40周年の記念すべき節目です。
琵琶湖での赤潮の大量発生をきっかけに、県民による「石けん運動」が盛り上がりました。この県民運動は行政や議会を動かし、琵琶湖の富栄養化を防止するための条例の制定につながりました。当時、小学生でしたが、私の家庭でも琵琶湖を気にかけながら粉石鹸を使って洗濯してくれていたことを強く覚えています。
この時期、毎年10万人以上が県内各地で清掃活動などで汗を流します。自分たちの環境は自分たちで守る実践は私たち県民の誇りです。
琵琶湖は生活を映す「鏡」であり、地球環境を見通す「窓」でもあります。水質は改善されてきましたが、在来魚介類の減少など生態系に関する課題、気候変動の影響も出てきています。
そこで、琵琶湖をはじめ、まわりの身近な自然環境のために、私たち一人ひとりが、今、できることをやろう! とみんなでつくった目標が「MLGs(マザーレイクゴールズ)」です。
将来のため、子どもや孫たちのために、今、一緒に行動を起こしていきましょう!
県広報誌「滋賀プラスワン」は、点字版・音声版でも配布しています。音声版の「みんなでプラスワン!」のコーナーは三日月知事の朗読によりお聞きいただけます。