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みんなでプラスワン! vol.33 (広報誌滋賀プラスワン 令和3年(2021年)3・4月号 vol.190)

変わる滋賀 続く幸せ ~みんなでつくろう!「健康しが」

東日本大震災から10年 学びを活かして、変わろう!

3月、いよいよ春本番!

「びわ湖開き」から、春のお彼岸やサクラの季節へ。ご先祖さまや天に召された方を想いながら、「今、あること」を感謝し、「無事と安全」を祈願したいと存じます。

卒業や就職など、「別れと出会いの季節」です。ご縁あって滋賀県に来られる方々をあたたかくお迎えしましょう。

滋賀県でのコロナとのつきあいも一年を超えました。医療や介護、保健衛生の現場で懸命に尽力していただく方々に心から感謝いたします。

『日の常は 夢の中かと 春に問ふ』

先月の立春に、空を見て詠みました。

いろいろなことが変わりました。マスクは必需品になりましたし、画面越しの買い物や会議も頻繁に行われるようになりました。当初は戸惑いもありましたが、前向きに捉えてやってみることで馴染んできました。

まもなくワクチン接種が始まります。お互いを労りあって過ごしてまいりましょう。

さて、「3月11日」で、東日本大震災から10年となります。地震と津波でたくさんの命が奪われ、街が壊されました。原発事故により住む家や故郷を離れなければならなかった方も多くいらっしゃいました。改めて心を寄せたいと思います。滋賀県は福島県の復興支援を続けています。

あの震災から皆さんは何を学びましたか?「3・11」以降、生き方や考え方が変わった方も少なくないでしょう。
忘れたいけど忘れない。被災者の言葉が胸に残っています。自然災害も、感染症も、私たち人間にいろいろなことを教えてくれているのかもしれません。

ウシも、ミミズも、ゴキブリも。ともに生きているものが愛おしく感じられる春になればいいですね。

がんばりましょう! ともに…。

県広報誌「滋賀プラスワン」は、点字版・音声版でも配布しています。音声版の「みんなでプラスワン!」のコーナーは三日月知事の朗読によりお聞きいただけます。