「彦根お城トンネル」開通の効果について

　昨年12月に開通しました、都）原松原線の「彦根お城トンネル」において、開通後の交通量調査を実施し、トンネル整備の効果検証を行いましたのでお知らせします。

「外町交差点」では、国道306号で発生していた慢性的な渋滞がほぼ解消されました。

「彦根お城トンネル」開通後の周辺の交通状況について、下記内容で調査を行いました。

• 調査日時：平日 7月30日（水）5:00～22:00、休日 8月3日（日）5:00～22:00
• 調査箇所：古沢町交差点、彦根駅東口交差点、外町交差点、原町交差点、正法寺交差点
• 調査目的：開通前（令和5年度）の交通量調査結果と比較し、開通後の効果を検証。
• 調査内容：交差点方向別交通量調査、渋滞長・滞留長調査

　渋滞長：青信号で通過できずに残った車列の長さ

　滞留長：赤信号で停止線から伸びた車列の長さ

• 令和5年度と比較すると「古沢町交差点」から「外町交差点」へ流入する国道8号の交通量が減少し、また、「原町交差点」から「外町交差点」へ流入する国道306号の交通量も大幅な減少が確認されました。トンネル開通により「外町交差点」に集中していた交通が分散し、交差点の負荷が軽減されました。

• 「外町交差点」では、平日、休日の全時間帯において、国道306号で発生していた慢性的な渋滞がほぼ解消されました。

• 原町交差点」では、令和5年度に確認されていた平日朝ピーク時間帯の北進方向の渋滞が今回調査では確認されず、トンネル整備により交通の円滑化が図られました。

• 「古沢町交差点」では、彦根お城トンネルが開通後、トンネル方向に新たな流入の発生があるものの、交通状況に大きな影響はありませんでした。

なお、本調査は国道8号米原バイパス開通前の調査結果です。現在は米原バイパス開通後の影響により交通状況が変化しております。今後も引き続き、交通状況を注視して対策を検討してまいります。