令和6年の琵琶湖一周サイクリング体験者数の推計値は約11万9千人となりました。
これは、過去最高となった令和5年の12万8千人との比較では、9千人(7%)の減少ですが、コロナ禍前の最高であった令和元年を上回り、過去2番目に多い数となっています。
逆に、これによる経済波及効果の試算値は、約21億2千万円(前年比約25%増)となり、大きく伸びています。
体験者数は、各種観光施設の利用に分散したこと等に伴って減少したと推定しています。
一方では、レンタサイクルを利用して気軽にサイクリングをされる方が増えていることや、宿泊しながらビワイチを楽しまれる方の割合が増加していること等が、経済波及効果の増に寄与したものとみています。また、ビワイチで宿泊される方と一般の宿泊者の1人あたり観光消費額を比較すると、ビワイチの方が、やや多いという結果も出ています。
引き続き、地域経済の更なる活性化に向け、レンタサイクルの利便性向上や、宿泊等による観光消費の拡大を促す取組などにより、だれでも、いつでも、どこでも楽しめるビワイチを目指します。
<体験者数の推計方法>
アプリ「ビワイチサイクリングナビ」から取得できる走行データ、自転車の走行台数を計測するエコカウンターのデータから推計
<経済波及効果(試算値)の算出方法>
アプリを用いて、令和6年において滋賀県においてサイクリング体験した方に実施したアンケートを基に、回答者における琵琶湖一周サイクリング体験者数による消費金額等を確認