埼玉県八潮市における陥没事故を受けての緊急調査結果について

令和7年1月28日に埼玉県八潮市において発生した陥没事故を受けて、本県においても緊急調査を実施した結果、特に異常は発見されませんでした。

（1）調査対象 琵琶湖流域下水道の管路のうち、直径2m以上のもの
・湖南中部処理区 約24km
・東北部処理区 約800m

（2）調査時期 1月30 日（木）から2月6日（木）まで

（3）調査内容と結果
1.異常流入の有無の確認
・過去1年間で、浄化センターへの異常な流入(流入下水量の変化や流入砂等の増加など)がないか、運転記録や維持管理業者への聞き取りにより調査したところ、特に異常は確認されませんでした。
2.緊急巡視点検
・(1)の管路について、埋設された地上部の目視点検（パトロール車から、一部は徒歩にて確認）を、過去の記録も比較しながら実施したところ、特に異常な箇所はありませんでした。

従前より定期的に管路調査を実施し、下水管およびその周辺に異常がないか確認しており異常があった場合は緊急度を判断し、修繕や改築更新を行っています。
(1)地上巡視点検（2か月に1回）
車内より（必要に応じ徒歩で）実施
・管路上部の道路面の陥没等の有無、および段差・平坦性および舗装状況
(2)マンホール点検（年1回）
マンホールを開け、下部まで下りてマンホール内部の異常の有無を点検
マンホール下部より上下流管(管口付近)の異常の有無を点検
(3)管渠内目視調査
10年以内に1回、TVカメラにより内部から異常の有無を点検