「水草」をテーマに琵琶湖との関りを展示した本企画展示は、令和6年11月24日(日)までとなります。残り僅かな開催期間となりましたので、この機会にぜひお越しください。
・琵琶湖にこれだけの種類の水草があることに驚いた。
・水草がありすぎても困るし、なくても困ることがわかった。
・「うみのこ」乗船前の事前学習ができて良かった。
・普段の生活で見ることのできない、琵琶湖の中がのぞけたようで興味深かった。
・昔は水草を刈り取って肥料として利用するなど、環境にやさしい取組を行っていたと感心した。など
現在琵琶湖博物館で開催中の第32回企画展示「湖底探検2―水中の草原を追う―」の来館者が4万人を突破いたしました。今回の企画展示は、日本有数の水草の宝庫である琵琶湖の水草の分布や研究成果の紹介、水草の刈り取りや私たちの生活との関わり等を学ぶことができます。
今回の企画展示では、普段あまり見ることがない琵琶湖の水草の野生の姿と、私たちとの関係を取り上げています。南湖では毎年大規模な水草のジャングルができ、それが様々な問題を引き起こさないように刈り取りが行われています。ところが100年ほど前まで水草は貴重な肥料で、時には争いが起こるほどでした。水草は本来、健全な湖沼生態系に欠かせない存在であり、ほかの湖ではその回復や維持に多大な努力を払っています。私たちと水草の、様々な相矛盾する関係を知っていただき、今後のより良い共存について考える機会にしていただければ、と考えています。
記
滋賀県立琵琶湖博物館第32回企画展示湖底探検2-水中の水草を追う-
開催期間令和6年(2024年)7月20日(土)~11月24日(日)
開館時間9:30~17:00(最終入館16:00まで)
開催場所滋賀県立琵琶湖博物館企画展示室
観覧料金大人300円(団体料金:240円)
高・大学生240円(同:190円)
小・中学生150円(同:120円)
※団体料金は20名以上からとなります。
※企画展示をご覧になるには、別途、常設展示の観覧券が必要です。
なお、本企画展示は県琵琶湖保全再生課と琵琶湖環境科学研究センターの共催を得て実施します。琵琶湖博物館と両機関は特に南湖の水草繁茂問題に関して、水草の状況のモニタリングを共同で行っています。