守山市の金属加工機械組立工 上田知生さんが現代の名工に選ばれました。

令和6年度の卓越した技能者（通称「現代の名工」）として、滋賀県からは、上田知生さん（金属加工機械組立工）が厚生労働大臣から表彰されることになりました。

卓越した技能者を表彰することにより、広く社会一般に技能尊重の気運を浸透させ、もって技能者の地位および技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、その職業に精進する気運を高めることを目的としている。昭和42年度に第1回の表彰が行われて以来、今回で58回目、通算7,234名が表彰されている。平成8年度以降、毎年1回、概ね150名が受賞。

（職種名）金属加工機械組立工（所属名）三和精機株式会社滋賀製作所

（技能功績の概要）

　老朽化した工作機械のオーバーホール、レトロフィットにあたり、機械ごとの状況を見極め、高精度な設備に復元する卓越した技能を有している。

老朽化した設備の正確な診断と豊富な経験から得られる設備設計上の問題点を設備設計基準の改善という形で情報を的確にフィードバックし、自社の技術力向上に貢献している。

また、技能伝承に向けて、若年技能者へ日常業務や客先での機械調整やトラブル対応などに同行してもらい、業務を共有することでOJTによる育成に尽力している。

※年齢は令和6年11月1日時点