今年は長浜市葛籠尾崎湖底遺跡発見100年!
水中遺跡の魅力発信や地域への興味関心を高めるため、講演会と展示会を開催します。
なお、講演会開催日には、葛籠尾崎湖底遺跡資料館が特別開館されます。
また、水中遺跡の魅力を発信するためにパンフレットを作成しました。
【趣旨】
琵琶湖に眠る水中遺跡は、本県の特色ある埋蔵文化財の一つです。その数約80か所は国内屈指の数を誇り、また、縄文時代以来の多様な遺跡がよく残る様相は「国内唯一」ともいわれます。琵琶湖の水中遺跡は、まさに琵琶湖と共に暮らしてきた県民の歴史を活き活きと物語る「滋賀の宝」なのです。
県では、この誇りある文化財に光を当て、その価値と魅力を県民と共有し、広く国内外にも発信することにより、「滋賀の宝」として一層の保存・活用を図ることを目的に、本年度より「琵琶湖に眠る水中遺跡魅力発掘・発信事業」をスタートしています。
また今年は、大正13年(1924年)に長浜市葛籠尾崎湖底遺跡が発見されてから100年目です。葛籠尾崎湖底遺跡は、琵琶湖の北部に突き出た葛籠尾崎(半島)の周辺水域に位置する、日本の水中遺跡の調査研究の発祥地の一つです。
現在、県では人口減少や高齢化が先行する「県北部地域の振興」に重点的に取り組んでおり、この琵琶湖の水中遺跡発見100年を機に、当該地域や地域の「宝」への関心を高め、地域の誇りの醸成や地域活性化につなげるべく、琵琶湖の水中遺跡発見100年記念講演会・展示会を開催します。
同時に特別コラボ企画として、地元長浜市湖北町尾上自治会の協力により葛籠尾崎湖底遺跡資料館が特別開館されます。
また、水中遺跡を広く知ってもらうため、その内容や魅力を盛り込んだパンフレットを作成しました。今回の講演会・展示会などで配布していく予定です。
【講演会】
・開催日:令和6年12月8日(日)
・日程
12:30~受付開始
13:00~開会あいさつ
13:05~報告「琵琶湖の水中遺跡の現状とこれまでの調査成果」滋賀県文化スポーツ部文化財保護課 福西貴彦
13:30~講演「湖底遺跡(水中遺跡)の謎に迫る」講師: 琵琶湖博物館研究部環境史研究係主任学芸員 妹尾裕介さん
15:00~閉会あいさつ
・定員:250名(当日先着順、事前申込みなし)
・会場:長浜市湖北文化ホール(長浜市湖北町速水2745)
※JR北陸線河毛駅から西へ約800m(徒歩15分)
※北陸自動車道小谷城インターから西へ約1.7km(自動車約3分)
・入場料:無料
・その他:資料としてパンフレットを配布
【展示会】
・会場:湖北文化ホール(長浜市湖北町速水2745)
・開催日:令和6年12月7日(土)~12月15日(日)
・入場料:無料
・主な展示品:大津市粟津湖底遺跡出土品、長浜市塩津港遺跡出土品等
・その他:資料としてパンフレットを配布
【特別コラボ企画「葛籠尾崎湖底遺跡資料館の特別開館」】
通常日の観覧は電話での事前予約に限りますが、当日の下記時間帯に限り予約なしで観覧できます。
・会場:葛籠尾崎湖底遺跡資料館(長浜市湖北町尾上153-2)
※北陸自動車道小谷城インターから西へ約7.2km(自動車約13分)
※湖北文化ホールから西へ約5.5km(自動車約10分)
・開催日:令和6年12月8日(日)9時~16時まで
・入館料:200円(20名以上150円、中学生以下無料)
・その他:資料としてパンフレットを配架
※参考:長浜・米原を楽しむ観光情報サイト-長浜・米原・奥びわ湖