令和6年9月9日(月)に実施した水質調査において、琵琶湖北湖の第一湖盆(水深約90m)の底層溶存酸素量(以下「底層DO」という。)が、7地点中6地点で底生生物への影響が見られる目安である2mg/Lを下回り、そのうち2地点で無酸素状態(0.5mg/L未満)であることを確認しました。底層DOの無酸素状態が確認された日としては、調査地点を現在の範囲に広げた平成18年度以降で最も早く、平成29年度と同時期です。また、9月12日(木)および17日(火)に実施した底生生物調査の結果、ヨコエビ等の死亡個体を確認しました。
今後も、必要に応じて調査範囲を拡大するなど底層DOの動向にも注視しつつ、モニタリング調査を実施します。
調査日 | 水深 | 令和6年9月9日(月) | 令和6年9月17日(火) |
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調査地点 | 90m 80m | 7地点 2地点 | 5地点 ― |
底層DOが2mg/Lを下回った地点数※ | 90m 80m | 6地点(2地点) 0地点 | 4地点(2地点) ― |
底層DO(湖底上1m) | 90m 80m | <0.5mg/L~4.4mg/L 2.3mg/L~3.2mg/L | <0.5mg/L~3.6mg/L ― |
※()内は底層DOが0.5mg/Lを下回った地点数
底層DOは気温や強風などに大きく影響されることから、気象や水質に注視しながら、以下の対応により底層DOの推移などを把握する。
(https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kankyoshizen/biwako/300014.html)