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旧アール・ディエンジニアリング最終処分場周辺環境影響調査の結果について(令和6年度第2回)

栗東市小野地先の旧アール・ディエンジニアリング最終処分場(以下「旧処分場」という。)について、令和6年7月30日に実施しました旧処分場跡地の周辺環境影響調査(地下水等調査)の分析結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

1.調査日

令和6年7月30日

2.調査実施者

滋賀県 琵琶湖環境部 最終処分場特別対策室

3.調査地点

表1のとおり。位置については別添の調査地点図を御参照ください。

(表1)調査地点
調査地点

(※1) 地下水帯水層と遮水工事の位置関係

地下水帯水層と遮水工事の位置関係
  • 【Ks3層地下水】廃棄物土層の側面に接していたことにより、廃棄物土に触れた浸透水が漏洩していたため、二次対策工事で鉛直遮水工または側面遮水工により遮水しました。
  • 【Ks2層地下水】廃棄物土層の底面において粘性土層が欠損していた箇所から廃棄物土に触れた浸透水が漏洩していたため、二次対策工事で底面遮水工により遮水しました。

(※2) 上流は、ボーリング調査および電気伝導度の分析結果から、浸透水の影響はないと考えています。

4.調査項目

以下の項目の中から調査地点に応じて調査を実施しました。詳細は別添の調査結果を御参照ください。

  • 一般項目…pH、BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)、SS(浮遊物質量)、電気伝導度
  • 有害物質…カドミウム、ひ素、ふっ素、ほう素、鉛、総水銀、PCB、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1,1-ジクロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、トランス-1,2-ジクロロエチレン、ベンゼン、クロロエチレン、1,4-ジオキサン、ダイオキシン類
  • その他…鉄、マンガン、溶解性鉄、溶解性マンガン、全窒素、アンモニア性窒素、硝酸性窒素および亜硝酸性窒素、全りん、塩化物イオン

5.調査結果

別添の調査結果のとおり。

(1)浸透水および地下水

各調査地点における安定型最終処分場の浸透水の基準(※3)および地下水の環境基準(※4)(以下「環境基準等」という。)の超過の状況は表2のとおりであり、その他の項目は環境基準等を超過していませんでした。

(※3) 一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める省令(昭和52年総理府・厚生省令第1号)
(※4) 「地下水の水質汚濁に係る環境基準について(平成9年環境庁告示第10号)」および「ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準について(平成11年環境庁告示第68号)」

(表2)環境基準等の超過の状況
環境基準等の超過の状況
  • ●:環境基準等超過
  • 数字は環境基準等超過地点数

表2の環境基準等を超過した地点での濃度の推移については次のとおりでした。

  • ひ素について:「H26-S2」および「No.3-1」は、これまでの検出範囲内にあり、大きな変動はありませんでした。なお、環境基準等の超過の原因は、いずれの地点も自然由来と考えられます。
  • ほう素について:「H26-S2(2)」は、これまでの検出範囲内にあり、大きな変動はありませんでした。

(2)表流水

洪水調整池において、公共用水域の環境基準(※5)を超過した項目はありませんでした。

(※5) 「水質汚濁に係る環境基準について(昭和46年環境庁告示第59号)」および「ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準について(平成11年環境庁告示第68号)」

6.その他

これまでの調査結果については旧RD最終処分場問題ホームページの中段「周辺地下水および浸透水調査結果」の「周辺地下水等調査結果」に掲載しています。

お問い合わせ
滋賀県琵琶湖環境部最終処分場特別対策室 
電話番号:077-528-3670
FAX番号:077-528-4849
メールアドレス:[email protected]
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