多くの方のご支援により、当館水族展示のシンボルともいえる「トンネル水槽」を4月23日(火)より再開いたします。
再開に先立ち、4月17日(水)から注水作業を実施します。
また、21日(日)、22日(月)には「水族展示再生支援寄附」でご寄附をいただいた企業様や、クラウドファンディング「水族展示復活へ!トンネル水槽再生にご支援を|琵琶湖博物館【第1弾】」の「トンネル水槽特別内覧会へのご招待」を通じてご支援いただいた皆様を対象に、内覧会を実施します。
ビワコオオナマズ水槽破損事故を受けて行ったアクリル調査で、総水量最大約460tにおよぶ当館最大のトンネル水槽のドーム型小窓にもクラック(小さいヒビ)が見つかりました。危険性があると判断されたため、安全確保のため水を抜き、約1年にわたってアクリルの交換作業を行って参りました。
この度、アクリル交換作業が終わったため、下記のスケジュールで、トンネル水槽を再開します。
4月17,18日(水,木)注水作業(養生されているため観覧側からの撮影はできません)
(17日に半分程度まで水を入れて、18日に満水にする予定)
4月21日(日)17時15分~内覧会(詳細は下記参照)
4月22日(月)10時00分~内覧会(同上)
4月23日(火)開館~再開
※ 日程は、作業状況によって変更になる可能性があります。
※ 取材に来られる際は、【事前にご連絡】ください。バックヤードへの入室は人数に限りがあるためこちらで調整させていただくことがございます。予めご了承ください。
※ 魚の投入は、内覧会の最中、およびその後に行います。
※4 月 21 日の閉館時間は通常通り 17 時です。4 月 22 日も通 常通り休館日となっております。そのため一般の方の観覧はできません。
トンネル水槽など10個の水槽のアクリル交換に向けて、大変多くの方からご支援・応援をいただきました。「水族展示再生支援寄附」とクラウドファンディング第1弾の「トンネル水槽特別内覧会招待コース」にご寄附いただいた方を対象に、式典を開催します。
記
日時:2024年4月21日(日)17時15分~,4月22日(月)10時~
内容:トンネル水槽復旧のセレモニー(水槽や復旧作業の解説、魚の投入など)
参加予定者:水族展示再生支援寄附にご寄附いただいた企業(計10社)、クラウドファンディングでトンネル水槽内覧会コースにご寄附いただいた方々(約20名)。
21日は江島副知事が、22日は中村琵琶湖環境部長が参加します。
以上
トンネル水槽は、日本最大の湖・琵琶湖の代名詞ともいえる広大な沖合をイメージしています。普段、沖合の環境を、船の上から見たり、遠くの岸から眺めたりすることはあっても、水の中から見る機会はほとんどありません。琵琶湖の沖合には、世界でも琵琶湖にしかいない固有種をはじめ、その環境に適応し、進化した魚たちが悠々と泳いでいます。また、琵琶湖には、岩礁帯という海の磯のようなごつごつした岩が多数ある場所があります。この岩礁帯も固有種の進化の舞台です。岩場は水中を進んでいると突如現れ、その先には岩場を住処とする大きな魚が潜んでいます。このような生命あふれる琵琶湖の中を歩いているような感覚になれる水槽となっています。
変更点:配管スペースの囲の一部を撤去しました。これにより以前よりも水槽の広さが感じられ、より広く、深い沖合をイメージしたようになりました。
展示する魚(予定):イワトコナマズ、ビワマス、コイ(野生型)、ニゴイ、ゲンゴロウブナ、
ニゴロブナ、ウグイ、ハス、スゴモロコ、コアユ、ビワヒガイ
※ 種数や個体数は時期によって変わることがあります。
クラウドファンディングの詳細については、以下のURLおよびQRコードからご覧ください。リターンの詳細につきましても、プロジェクトサイトをご覧ください。
プロジェクトサイトURLおよびQR:
〇「クラウドファンディング第2弾」について
実施時期や金額は未定ですが、2024年度にビワコオオナマズ水槽の再建にかかるクラウドファンディング第2弾を行う予定です。
〇「水族展示再生支援寄附」について
2023年2月に発生したビワコオオナマズ水槽破損事故を受け、訪れる皆さまに、安心して、展示をご覧いただけるよう水族展示の再生に向けて、2期にわたって、主に企業・団体の皆さま向けとして、水族展示の再生のための寄附を受け付けています。
第1期:トンネル水槽等再生事業(2023年度)
第2期:ビワコオオナマズ水槽等再生事業(2024年度)
・金額:1口500,000円~
・期間:令和5年11月15日~令和7年3月31日