前琵琶湖博物館長への「滋賀県立琵琶湖博物館名誉館長」の称号授与にあたって、称号授与式を開催します。
ぜひ、取材いただきますよう、お願いいたします。
平成31年4月1日から令和6年3月31日まで滋賀県立琵琶湖博物館長を務めた高橋啓一(たかはし けいいち)氏については、その運営について多大な功績をいただいたことから、「滋賀県立琵琶湖博物館名誉館長の称号に関する要綱」第2条に基づき、「滋賀県立琵琶湖博物館名誉館長」の称号を授与する。
知事から高橋啓一氏に対し名誉館長の称号を授与します。
○日時
令和6年4月8日(月)15時30分~15時40分
○場所
県公館ゲストルーム
○立会人
琵琶湖環境部長、同次長、琵琶湖博物館長、同副館長
○進行
環境政策課長
1.名誉館長称号の授与※令和6年4月1日付け
2.懇談
取材を希望される方は、上記開始時刻までに直接会場へお越しください。
高橋啓一氏は、開設準備室時代から29年(平成2年4月1日~平成31年3月31日)にわたり県立琵琶湖博物館の運営に携わる中で、平成31年4月に館長に就任。以来、琵琶湖博物館にもっとも精通した経験を有するという強みを生かしながら、高度な知見と卓越した指導力により、琵琶湖やその周囲の自然、人々の暮らしの価値や魅力を、地域の人々とともに探求し、発信するなど「湖と人間」をテーマにした琵琶湖博物館の価値を磨き上げていただいた。
特に、第1期から第3期にわたるリニューアルにあたっては、的確な総括管理により高い評価を得て来館者の増加につなげるなど、組織運営において高い手腕を発揮された。
また、ゾウ類化石研究の第一人者として、琵琶湖地域と日本各地および近隣諸国との比較研究により古琵琶湖時代のゾウの出現の状況や世界的な視野でゾウ科の起源とその放散過程を明らかにするなど多大な研究成果を上げている。さらに、他の脊椎動物化石を含めた分析から、現在の日本の動物相の成立過程の解明においても大きな足跡を残し、その研究成果を企画展やギャラリー展など琵琶湖博物館の事業活動として展開するなど、事業・研究の両面において琵琶湖博物館の機能や魅力の向上に多大な功績を残された。
名誉館長の称号授与については、初代館長:川那部浩哉氏(H8.4.1~H22.3.31)、2代目:篠原徹氏(H22.4.1~H31.3.31)に続いて、3代目の授与となる。