国(こども家庭庁)が実施する「新生児マススクリーニング検査に関する実証事業」の実施主体の一つとして採択されました。
これにより、現在、公費負担している20疾患の新生児マススクリーニング検査(先天性代謝等検査)に加えて、2疾患の検査が令和6年3月1日(金)から全額公費で受けられるようになります。
滋賀県では、異常を早期に発見することにより、後の治療と相まって障害の発現を防止することを目的に、新生児に対して血液によるマススクリーニング検査(先天性代謝異常等検査)を実施しています。
(1)重症複合免疫不全症(SCID)
生まれつきの免疫の異常により、病原体から体を守ることができず、感染症を繰り返し、命に関わる病気です。当該疾患は、生後2か月から開始する生ワクチンの予防接種を受けると重篤な副作用を引き起こすことがあるため、ワクチン接種までに早期発見することが重要です。
(2)脊髄性筋萎縮症(SMA)
運動神経や筋肉が育たず、全身の筋力が低下していく病気です。約半数を占める重症型では、早期に積極的な治療をしないと寝たきりになり命にも関わる病気です。
滋賀県内で出生した新生児
※実証事業のため他府県の医療機関等で出生した新生児は対象になりません
令和6年3月1日(金)