この度、信楽焼産地へのコトづくり支援事業として、信楽焼事業者を中心にインバウンド市場の開拓を目指す製品開発や情報発信などの取組を支援しています。今回、この事業の一環である「学ぶ場、実証する場、発信する場」として、「しがらきコトづくり研究会」のメンバーを中心に下記のとおりTEIBAN展を開催いたします。
信楽焼や麻織物などの地場産品をはじめとする製品を展示するだけではなく、展示会のしつらえ・空間づくりも自分たちの手で行い、これまでに培ってきた技術や経験、それぞれの仕事に対する想いを感じられる「場」をつくる取組です。今回は、事業者別の展示と同時に試験場と事業者が取り組んだ「焼き締め」をテーマとした「箸置きからお風呂まで」の多彩な信楽焼を展示します。私たちの切磋琢磨した成果をぜひご覧ください。また、奈良県、三重県のモノづくり事業者と同時開催することにより、県をまたぎそれぞれのブラッシュアップを図ります。
令和6年1月25日(木)~28日(日)10時~19時※最終日は16時まで
リビングデザインセンターOZONE新宿パークタワー1Fアトリウムギャラリー(〒163-1062東京都新宿区西新宿3-7-1)
滋賀県
リビングデザインセンターOZONE
【信楽焼】卯山窯、加陶、三彩、壺新、壷八、忠六苑、陶器屋、陶房 準、古谷製陶所、炎の味がま、松庄、丸滋製陶、丸十製陶、明山窯、山中陶土
【朝宮茶】昇龍園
【麻織物】麻絲商会
TEIBAN展は、信楽焼などの作り手と、使い手をつなぐ価値を高めて、それぞれのブランド化を目指す取組です。ブラッシュアップミーティングを行って、自分たちのモノづくりに対する想いを整理し、製品だけではなく空間づくりも含めた勉強により、「定番」=ロングセラー商品の創出を目指しています。
モノづくりの文化は日本各地に根ざしてきました。作り手の喜びは、使い手から評価されることであり、作り手と使い手の、同じ目線による対話こそ上質で有用性ある「モノづくり」には欠かせないものです。
滋賀県は、琵琶湖をめぐる豊かな自然と歴史に育まれた地の利を活かし、さまざまな産品と技術を伝統文化や地域産業として受け継いできました。滋賀は「モノづくりの場」と「生活の場」が一体化していると言えます。その歴史に育まれた多様性と懐の深さを感じていただけるように、また、この取組が作り手と使い手の垣根を取払う一歩となることを信じて活動しています。
所属名:工業技術総合センター信楽窯業技術試験場
係名:陶磁器デザイン係
担当者名:高畑、山内
連絡先:0748-83-8700