1月4日(木)午前6:00の琵琶湖水位は、マイナス78cmまで低下し、当面の間回復が見込めないことから、迅速かつ的確な渇水対策に取り組むために「滋賀県渇水対策本部」を本日(令和6年1月4日)設置しました。当本部の構成、所掌事務等は、「滋賀県渇水対策本部設置要領」のとおりです。
また、本日16:30に下記のとおり本部員会議(第1回)を開催しました。
(参考)前回の渇水対策本部設置期間:平成17年12月5日~平成18年1月24日
滋賀県渇水対策本部 本部員会議(第1回)の開催結果の概要について
1、会議の開催
本部員会議を次のとおり開催しました。
・日時:令和6年1月4日(木)16:30~
・場所:危機管理センター災害対策本部室
・議長:江島 宏治 本部長(副知事)
・出席者:江島本部長のほか、本部員(代理を含む)各部長等12名
2、会議の概要
(1)琵琶湖水位等の現状を事務局から報告
(2)水位低下に伴う影響等について事務局から報告
(3)当面の対応として、次のとおり実施することを決定
ア、渇水に伴う影響等について、次によりさらに綿密に把握する。
・県庁各課等、地方行政機関が連携して綿密な調査を行うなど影響把握を充実させる。
・初回の影響等の調査は、速やかに実施することとし、2回目以降は水位変動状況を踏まえ、本部長の指示により適宜実施する。
イ、当面、次の対策を講じる。
・関係部局において、時期を逸することなく必要な対策を講じる。
・県庁舎等において節水をするとともに、市町へも同様の対応を要請する。
・県民や琵琶湖の水を使う京阪神の方々に対し、県ホームページなど様々な手段を用いて引き続き琵琶湖の水を大切に使うよう呼びかける。
ウ、国等への要望
・近畿地方整備局に対し、琵琶湖の水位低下を最小限にとどめるため、早期に関係者による節水への取組が進められること、水系全体のダム群との統合管理による効率的な利水運用、下流維持流量の適切な管理等について要望する。
・水資源機構琵琶湖開発総合管理所に対し、水位低下による影響の調査等について要望する。
(4)その他
マイナス90cmに達し、なお水位が低下する恐れがある場合は、知事を本部長とする「異常渇水対策本部」へ移行し、体制強化を図る。
渇水等に伴う影響等については、今後取りまとめ、改めて資料提供する。