令和5年11月9日(木)に、琵琶湖大橋(下り線:大津方面)からコンクリート片が落下したことを受け、滋賀県道路公社で本橋梁の緊急点検を行った結果、下記のとおりお知らせします。
当該橋梁全体を対象に、打音等による点検を行い、今回落下した箇所以外にコンクリート片が落下する恐れがないことを確認しました。
○緊急点検(1)令和5年11月11日(土)
ドローンによる目視点検[大津側(L=200m)、守山側(L=200m)]
○緊急点検(2)令和5年11月18日(土)
道路橋点検士※による点検(目視・打音)を実施[大津側湖岸部(L=10m)、守山側湖岸部(L=20m)]
○緊急点検(3)令和5年11月21日(火)~22日(水)
ドローンや船舶により追加の目視点検を実施[湖上部(L=600m)]
○緊急点検(4)令和5年11月27日(月)~30日(木)
橋梁点検車を用いて、道路橋点検士による点検(目視・打音)実施[湖上部(L=1320m)]
あわせてコンクリート片落下箇所の修繕工事を実施
※道路橋点検士:一般社団法人橋梁調査会が認定する道路橋の点検・診断に関する資格
雨水により床版内の鉄筋が腐食・膨張し、床版端部のコンクリート片が剥離し、落下したと考えられます。
当面の対応として、目視点検の頻度を増やすとともに、劣化進行によるコンクリート片落下を予防するため、床版下部に落下防止用ネットを設置します。
また、令和6年度に予定している大規模修繕時に、床版への雨水浸透を防止する抜本的な対策を実施します。