令和5年5月25日から令和5年8月28日の間に、130機関において実施した、令和4年度を対象とする財務監査(定期監査)等の監査結果および意見は、下記のとおりでしたのでお知らせします。
なお、概要は次のとおりです。
1.監査結果
滋賀県監査基準に則り監査した限り、重要な点において、監査の対象となった事務が法令に適合し、正確に行われ、最少の経費で最大の効果を挙げるようにし、その組織および運営の合理化に努めていることが認められました。
なお、一部において次のとおり是正または改善すべき事項が認められたので指摘しました。
(1) 文化スポーツ部スポーツ課
令和4年度に県が取得し、指定管理者に使用させている県有物品について、物品管理台帳への登録手続が行われていない事例や、基本協定書等に定めがない事例が多数認められた。
ついては、指定管理施設における県有物品について、管理状況の全体像を早急に把握し、必要な登録手続等を行うとともに、今後は指定管理者との連携をより密にし、適切な物品管理を徹底されたい。
(2) 健康医療福祉部子ども・青少年局
児童扶養手当に係る振込資金について、金融機関から返還の必要が生じたため、資金前渡職員口座で受け入れた後、速やかに行うべき戻入手続を怠ったことにより、会計年度を超えて長期にわたり口座に保管されている事例が認められた。
さらに当該資金を目的外の会場使用料として流用し、支出されている事例が認められたため、今後は公金の管理・執行に厳正を期されたい。
2.意見
・ミシガン州立大学連合日本センター設置の長期的効果について(総合企画部国際課)
・CO₂ネットゼロ社会づくり推進基金事業について(総合企画部CO₂ネットゼロ推進課、土木交通部建築課)
・国スポ・障スポ大会の開催による県の活性化について(文化スポーツ部スポーツ課、国スポ・障スポ大会局)
・環境こだわり農業の推進について(農政水産部みらいの農業振興課、各農業農村振興事務所)
・一般会計からの繰入金について(病院事業庁経営管理課)
3.監査結果および意見のフォローアップ
指摘事項および意見に基づき措置を講じたときは、その旨を監査委員に通知するよう求めています。また、次回以降の財務監査(定期監査)等において、指摘事項等および意見に基づく措置の状況の報告を求めています。