ハンガリーで開催された「第 19 回世界湖沼会議」において、MLGs(マザーレイクゴールズ)等の本県の取組を発信するとともに、「世界湖沼デー」制定への賛同を呼びかけました。
11/7(火)〜11/9(木)、第19回世界湖沼会議がハンガリー・バラトンフュレドで約 200名・10数カ国(※現時点では主催者からの公式発表は未発表)の参加のもと開催され、本県からは江島宏治副知事、奥村県議会議長等が参加しました。
滋賀県関係者の発信内容についての概要等は、以下のとおりです。
開会前日の11/6に開催された国際コロキアム(円卓会議)では、森本琵琶湖環境部長から、MLGsについて紹介するとともに、「世界湖沼デー」制定への賛同を呼びかけた。
11/7の開会式では、江島副知事のスピーチの中で、湖沼環境問題の解決に向けての「世界湖沼デー」制定の提言と賛同の呼びかけを行った。また、コンセプトムービーの上映を交えて MLGs を紹介し、多くの方々の共感を得た。
期間中、分科会等として、ミシガン州との共同プレゼンテーション(琵琶湖保全再生課職員)、ニカラグア・マナグア市との共同プレゼンテーション(びわ湖フローティングスクール職員)、琵琶湖環境科学研究センターの研究発表(センター職員)により、本県の取組を発信するとともに、参加者との交流を深めた。 また、会場内のロビーでは、ポスター掲示や資料配布により本県の取組を情報発信した。
本県とハンガリーとの高校生によるセッションがオンラインにより開催され、本県の高校生がオンラインで参加し、現地会場で参加したハンガリーの高校生とともに、それぞれで取り組んできた研究活動を発表したほか、将来の湖沼環境保全に向けた提言(ユース宣言)を発表した。
開会期間中、江島副知事や奥村議長など滋賀県関係者が、招待者夕食会等の機会を通じて、主催者であるハンガリー・バラトン湖開発局や国際湖沼環境委員会(ILEC)、インドネシアなど各国関係者や要人の方々と懇談し、交流を深めた。
11/9 のクロージングセレモニー(閉会式)において、ILEC 科学委員会ウォルター委員長より「バラトン宣言(仮称)」について次のように説明が行われた。
『 11月7日から今日まで3日間、基調講演、17の分科会、複数の特別セッション、ポスター展示等により議論が交わされた第19回世界湖沼会議の宣言「バラトン宣言(仮称)」について、現時点で宣言に盛り込む要点を上げると以下のものがポイントになる。
なお、正式な「バラトン宣言(仮称)」は、今後、主催者であるバラトン湖開発局と調整したのち、発信することになる。 』
11/9 の閉会式では、次回(2025年)に開催予定の第20回世界湖沼会議の開催地がオーストラリア・ブリスベンとなったことが発表され、現地からのビデオメッセージと紹介動画が流された。