県では、毎年、琵琶湖においてアオコの監視パトロールを実施しています。その結果、令和5年度のアオコの発生日数および水域数は、11月8日(水)現在で63日間7水域となっています。この発生日数はアオコの監視パトロールを始めた昭和58年以降で最多です。
なお、10月25日(水)以降、琵琶湖全域でアオコの発生は確認されておらず、今後、発生がなければ11月20日(月)をもってパトロールを終了する予定です。
7月19日(水)から11月8日(水)までのアオコ監視パトロールの結果は以下のとおりであり、発生日数が63日間、発生水域数が7水域となっています。
発生日数(63日間)のうち、大津市際川地先での発生が全体の約8割(50日間)を占めています。
確認日 | 発生水域 | 発生日数 | |
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第1号 | 7月28日 | 守山市赤野井地先 | 8日間 |
第2号 | 7月31日 | 草津市矢橋船溜 | 1日間 |
7月31日 | 草津市烏丸半島北側 | 8日間 | |
第3号 | 8月4日 | 草津市北山田漁港 | 1日間 |
第4号 | 8月28日 | 大津市際川地先 | 50日間 |
第5号 | 10月10日 | 大津市柳が崎地先 | 1日間 |
第6号 | 10月24日 | 大津市鏡が浜地先 | 2日間 |
合計 | 7水域 | 63日間 |
際川沖合に水草が多く繁茂しており、また、台風第7号の影響で湖岸に大量の水草が漂着し当該地先付近の湖流が滞留したことが、アオコの発生が長期化した原因の一つと思われます。
(1)過年度のアオコの発生状況
これまでの琵琶湖におけるアオコの最多発生日数および水域数は、平成28年度の44日間13水域でした。
(2)アオコ監視パトロールの調査定点
1週間に3日、南湖8地点でアオコ監視パトロールを行っています。